【例文付き】夫婦関係修復の手紙の書き方｜謝罪・感謝・未来を伝える3つの型

夫婦関係がぎくしゃくしてしまった時、言葉で伝えるのが難しい想いを「手紙」に託すことは、非常に有効な手段です。しかし、「何を書けばいいのか分からない」「重くなりすぎないか心配」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、夫婦関係修復カウンセラーの視点から、相手の心に響く手紙の書き方を解説します。状況別の具体的な例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

ケン

自身もAGAや医薬品の情報に悩んだ経験から、信頼できる医療情報だけを発信するブログを運営中。一次情報に基づき、読者の「あんしん」に繋がる情報を届けます。

この記事の監修者

高橋彩

10年間で500組以上の夫婦の相談に対応。特に、産後の心身の変化に伴う夫婦間のすれ違い（産後クライシス）や、セックスレス問題のカウンセリングを専門とする。クライアントに寄り添い、具体的な行動を後押しするカウンセリングに定評がある。著書に『「ただいま」から始める夫婦の対話』がある。

なぜ「手紙」が夫婦関係修復に効果的なのか？

直接の話し合いでは、どうしても感情的になったり、売り言葉に買い言葉で喧嘩に発展したりしがちです。一方、手紙には以下のようなメリットがあります。

ここでは、夫婦の状況に合わせた3つのパターンの例文を紹介します。これらをベースに、あなた自身の言葉でアレンジしてみてください。

喧嘩の原因が自分にある場合や、日頃の態度を反省している場合に適しています。言い訳をせず、素直に謝ることがポイントです。

例文：

〇〇へ

昨日は、ひどいことを言ってしまって本当にごめんなさい。
仕事のストレスを家庭に持ち込んで、〇〇に八つ当たりしてしまったこと、深く反省しています。

いつも家族のために頑張ってくれている〇〇に対して、感謝の言葉どころか、傷つけるようなことを言ってしまい、本当に申し訳なかったです。

これからは、自分の感情をコントロールできるよう努力します。
もし許してもらえるなら、また以前のように仲良く過ごしたいです。

いつもありがとう。

（あなたの名前）

大きな喧嘩はないものの、会話が減ったり、雰囲気が悪かったりする場合に適しています。日頃の感謝を伝えることで、相手の心を解きほぐします。

例文：

〇〇へ

最近、ゆっくり話す時間が取れていなくてごめんね。
いつも仕事や家事で忙しい中、家族を支えてくれて本当にありがとう。

〇〇がいてくれるおかげで、私は毎日安心して過ごせています。
普段は照れくさくてなかなか言えないけれど、心から感謝しています。

今度の日曜日、久しぶりに二人で美味しいものでも食べに行きませんか？
ゆっくり話ができたら嬉しいです。

これからもよろしくね。

（あなたの名前）

関係が深刻化している場合に適しています。過去の反省だけでなく、「これからどうしていきたいか」という未来への意志を伝えます。

例文：

〇〇へ

この手紙を読んでくれてありがとう。
最近の私たちの関係について、真剣に考えました。

〇〇に辛い思いをさせてしまっていたこと、本当に申し訳なく思っています。
私の至らない点のせいで、〇〇を追い詰めてしまっていたことに、ようやく気づきました。

でも、私はやっぱり〇〇とこれからも一緒に生きていきたいです。
失って初めて、〇〇の大切さが身に染みて分かりました。

すぐに許してもらえるとは思っていません。
ただ、もう一度だけ、やり直すチャンスをいただけないでしょうか。
これからは、〇〇の気持ちに寄り添えるよう、精一杯努力します。

（あなたの名前）

手紙は、あくまで関係修復のきっかけに過ぎません。手紙を渡した後は、相手の反応を焦らず待ち、誠実な態度で接し続けることが大切です。