水いぼは自然治癒する?大人と子どもの治療法や期間について解説

水いぼ 自然治癒

この記事の監修者

長谷川佳子先生

監修者

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

水いぼは、幼児から小学校低学年ぐらいまでの子どもによくみられるウイルス感染症です。

皮膚が接触するだけで感染することがあり、人によっては自然治癒の可能性もあります。

この記事では、大人と子供の水いぼの症状や感染経路、自然治癒するのか、治療方法や治療にかかる期間について解説します。

水いぼは自然治癒する?

ウィルス

1.水いぼとは

ポックスウイルスの一つ「伝染性軟属腫ウイルス」が原因で起こり、皮膚から皮膚へと感染していく病気です。

かくとウイルスが外に出て、接触したりすることで次々と周りに広がっていきます。

2. 自然治癒する?

ひとつひとつの水いぼには寿命があると考えられています。

そのため、自然にいつかはなくなると言われています。

数年のうちには全部治ることは明らかになっています。

また、潜伏期間は2~7週間ぐらいで、長くても半年です。

3.増え方や消え方には個人差がある

どこまで増えていくのか、どのくらいの期間で増えていくのかは個人差があります。

数週間から数か月で自然になくなっていくということもあるのですが、人によっては年単位で続くことがあります。

4.自然治癒が難しいことも

皮膚と皮膚との接触でうつり広がっていく恐れがあるので、そのまま自然治癒を待つことが難しい場合もあります。

子どもと大人の治療について

1.子どものケース

子ども

子どもの場合は治療に痛みが伴うので積極的な治療はしない選択をする場合もあります。

水いぼは免疫ができやすく、いつかは消えてなくなるからです。

また危険性も低く通常登校停止の措置は必要ないと考えられる伝染病で、学校保健法でも登校を制限されることはありません。

2.大人のケース

大人

大人が水いぼにかかる場合、免疫力が落ちている可能性があります。

免疫不全をおこす病気が隠れている場合があるので、皮膚科を受診したほうがよいでしょう。

外見は子どもの水いぼと変わらず、表面がなめらかで白色やピンク色をしたいぼです。

水いぼができた子どもから感染したり、伝染性軟属腫ウィルスの保菌者や水いぼができている人との性行為による性器感染によるものがほとんどです。

水いぼを放置した場合のリスク

危険

自然治癒するまで放置した場合のリスクには、次のようなことがあります。

1.アトピー性皮膚炎などを持っている人の場合

皮膚のバリア機能が弱いため、ウィルスが触れることで皮膚に侵入しやすくなります。

そのため患部の周りの皮膚に水いぼが広がってしまう可能性があります。

2.周囲の人ににうつしてしまう

子どもは集団感染しやすく、肌と肌が触れ合えば、感染する可能性があります。

いまどきの水いぼ治療の考え方

だんだんといぼが小さくなる等の自然治癒傾向があれば、放置してもよいと言われています。

これまでは「うつされる」という認識が強くあり、治療をしないと周囲の子どもや親から非難される対象となることから、治療をしないといけないと考えられていました。

1.プールは中止すべき?

プール

感染力は弱く、プールの水は塩素消毒されていていることから中止する必要はないという意見もあります。

しかし、肌が露出した部分にウィルスがついて感染することがあります。

とくに肌に傷があると感染しやすいので注意が必要です。

日本臨床皮膚科学会および日本小児科皮膚科学会の見解

プールの水ではうつらないのでプールに入ってもかまいません。ただし、タオル浮き輪ビート版などを介してうつることがあるのでこれらの共有は避けること推奨します。また、プールに入った後はシャワーで肌をきれいに流しましょう」とされています。

そのほかにも「皮膚と皮膚を接触させない」「タオルを同じものを使わない」などに注意しましょう。

2.自然治癒までの注意点

かゆくてかいてしまうと、次々と湿疹の部分に皮膚が接触してしまい、増やしてしまうことがあります。

また、肌のバリア機能が弱まるとうつりやすいので保湿をしっかりとしたスキンケアを行うことが大切です。

病院で受ける水いぼ治療について

病院

1.何科を受診する?

子どもの場合は小児科でも良いのですが、確実に治療するときには皮膚科を受診するとよいでしょう。

大人の方は皮膚科を受診しましょう。

2.病院でうける治療法

ひとつひとつ、つまみ取ることで確実に治療ができますが、痛みや出血が伴うので子どもには負担になります。

自然治癒傾向があれば放置しても良いと言われていますが、感染を防止するためにも積極的な治療が行われることがあります。

その際には症状を診て次のどちらかの治療法が良いか医師が判断します。

・ピンセットで摘出

・液体窒素の凍結治療

これらの治療法は痛みがあるほか、色素沈着を起こす可能性もあります。

3.注意点

!

治療には「局所麻酔テープ」を使用しますが、保険適用されません

またテープ剤によるかぶれや発疹等、アレルギーの可能性もあると言われています。

4.そのほかの治療法

内服治療

ハトムギのヨクイニンを内服する治療法ですが、すぐに治るわけではありません。

塗り薬

抗ウィルス薬の外用薬を使用する治療法ですが、こちらもすぐに効果があらわれるというデータはありません。

5.治療法は医師と相談して決めましょう

どの方法がベストか迷った時は「肌を露出する夏は感染しやすいので早めに治療をした方が良い」といった時期的な理由や「痛みに弱い」といった個人的な問題を考慮した上で、医師と相談しながら治療方法を決めていきましょう。

まとめ

花

水いぼは子どもに多い病気ですが、免疫力が落ちた大人も感染します。

しかし、自然治癒していくものです。

治療には痛みを伴うので医師と相談の上、ベストな方法を選びましょう。

また免疫不全の病が隠れている可能性もあるので、かかったときには病院を受診するようにしましょう。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

お近くの皮膚科を検索!

ネット受付・予約もできる

病院検索サイト

ご自宅や職場の近くで皮膚科を探したいときは、検索サイト『EPARKクリニック・病院』を使ってみてください。口コミやクリニックの特徴を確認することができます。

EPARK
  • 科目をしぼって簡単検索♪
  • 充実の医院情報満載!
  • 待ち時間を削減!Web受付にも対応!

皮膚科一覧へ!