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病院の内反小趾の治療法は?ヒールの靴も原因に。足裏体操で改善を!

内反小趾 治療

この記事の監修者

佐々木政幸先生

監修者

久我山整形外科ペインクリニック

院長:佐々木政幸 先生

整形外科医(整形外科全般。勤務医時代は脊椎)

1995年 昭和大学卒業(形成外科)

1996年 慶應義塾大学(整形外科) ※以後、関連病院にて脊椎専門にて勤務医

2010年 久我山整形外科ペインクリニック 開院

「痛みをとる!」という目的を追求するために、「NPO法人 腰痛膝痛チーム医療研究所」を友人と立ち上げ、柔道整復や鍼灸、各企業とも定期的に研究会を主催している。

『内反小趾(ないはんしょうし)』は、小指のつけ根の骨が飛び出して、小指が曲がった状態です。

軽度であればセルフケアや靴を変えることで改善することもありますが、重度の場合は手術が必要になるケースもあります。

この記事では、内反小趾の自分でできるケア方法や、病院でうける治療法について解説します。

内反小趾とは?どの程度だと重度?

1.内反小趾とはどんな状態?

内反小趾 治療

『内反小趾』とは、足の小指が薬指のほうに曲がり、小指のつけ根の骨が飛び出した状態のことです。

足の親指が人差し指のほうに曲がってくる『外反母趾』と対照的な病気に思われますが、併発することもあります。外反母趾の方の8割くらいが内反小趾でもあるという報告があります。

2.内反小趾の程度について

小指が内側に曲がっている角度が10度未満であれば正常です。

10度以上であれば軽度の内反小趾、20度以上で、小指がねじれ、爪が外側を向いてしまいます。

30度を超えると重度の内反小趾といえます

小指が薬指に重なるような状態であれば、内反小趾専用の足の指を開くパッドなどを活用するなど、何らかの治療やケアがすすめられます。

内反小趾の原因は?

1.ヒールの高い靴を履くこと

ハイヒールは足を圧迫しやすい

ハイヒール 靴

内反小趾になる原因の一つに、靴の選び方があります。ヒールの高い靴を履くことが多いと内反小趾になりやすいと言われています。

ヒールの高い靴を履くことで、靴の中で足が滑り、前の方に少しずり落ちます。

そうして足が圧迫されることが何度も繰り返されることにより、足が変形していくようになります。

足幅にあった靴を選ぶことが重要

かといって、つま先が細くなく、足より幅の広い靴を履いても、靴の中で足がすべることで同じように圧迫されてしまいます。

つま先が細くなく、足幅に合う靴を選ぶことが大切です。

2.足が横に広がる「開帳足」も原因に

開帳足

足の横アーチが崩れ、足が横に広がっている状態である『開帳足(かいちょうそく)』も内反小趾の原因となります。

開帳足になると、足の両端に靴が当たり、変形しやすくなります。足の筋肉が衰えたり、指の靭帯が衰えたり、弱ったりしても開帳足になりやすくなります。

3.偏平足

足の縦アーチが崩れる

足の縦アーチが崩れ、横から見ると本来高くせりあがっているはずの足の中央部分が沈んでしまった状態を『偏平足(へんぺいそく)』といいます。足のクッション機能が失われて足が疲れやすくなり、内反小趾を引き起こすことがあります。

そもそも、扁平足になる原因は?

足の縦アーチが崩れて扁平足になる原因は、「後脛骨筋」(こうけいこつきん)という足にのすねの後ろ側にある縦アーチの形成にかかわる筋肉が歩行不足により弱くなっていることです。

そのため、改善にはしっかり歩くよう心がけることが大切です。

4.足の外側に重心がかかる歩き方

内反小趾の人は、小指側に極端に体重をかけて歩くことが多いと言われています。意識して体重を親指側に移動するように歩くと、痛みを和らげることができます。

またガニ股歩きをする人は、歩く時に足の外側に重心がかかり、外側の縦アーチが崩れやすいとも言われています。

歩く時に自分がどのような歩き方をしているか確認すると良いでしょう。

自分でできる内反小趾のケア方法

1.インソールやサポーターを利用する

足裏

内反小趾のセルフケアの一つとして、足のアーチを保てるようなインソールを使用することがあげられます。

内反小趾による痛みを防ぎ、歩行を安定させるサポーターも販売されているので、そうしたものを利用すると痛みの軽減につながります。

2.アーチを回復させる足裏体操

また、崩れたアーチを回復させるために、日ごろから足指や足先などを使った体操を行うことも大切です。

  • ・足指で、グー・チョキ・パーを一日30回行う「足じゃんけん」
  • ・床においたペンやタオルを足でつかむ
  • ・ビー玉を一つずつつまんで30秒キープする
  • ・床においたテニスボールを椅子に腰かけたまま、両方の足底を使用してはさみ、60秒持ち上げる

病院で受ける内反小趾の治療

1.何科を受診するべき?

整形外科を受診します。足を専門とした医師がいる病院もあります。

2.問診の流れ

問診は次のような流れでおこない、内反小趾との診断をうけます。

  • ・足の小指が内側に曲がり、小指のつけ根の関節に腫れがあることを確認。
  • ・立って体重をかけた状態で、縦と横のアーチがつぶれている具合を確認。
  • ・レントゲンをとり、内反小趾や開帳足がどのくらいの程度なのか、また土踏まずの高さなども検査。

3.軽度の内反小趾の治療

基本的にはそのままの状態で、医師と相談をしながら様子を見る保存的治療を行います。

幅広の靴に変える

履きやすい 靴

患部を圧迫し、痛みの原因となっている靴を履いている場合は、幅の広い靴に変更します。

シューストレッチャーを利用する

靴の幅を自由に伸ばせるシューストレッチャーを使用すると、靴の圧迫がある部分を広げることができます。

縦幅は歩く際に指が折れ曲がらない程度にゆとりがあるように、横幅は、指の付け根が窮屈でない程度に拡がるように、シューストレッチャーを使用するのがよいでしょう。

また、第二指が親指よりも長いギリシャ型の人は、同時に横のアーチを維持するために、第二指の下にインソールを入れアーチを作ることも大切です。

突起の部分に内反小趾用のパッドを貼る

突起の部分が靴にあたって痛いという方は、内反小趾用のパッドもあります。

突起部分を保護し、痛みを軽減させる方法もあります。アイスパッドをあて、痛みや炎症を軽減させる方法もあります。市販でも販売されています。

薬物療法

内服薬で痛みや炎症を抑える方法や、関節付近の組織の炎症を治療する「注射療法」もあります。

オーダーメイドでインソールを作成する

オーダーメイド

内反小趾に加えて、開帳足や偏平足を伴っている場合には、インソールを作成することもあります。

インソールは医師や専門家に作ってもらう必要があります。保険適用になる場合もあるので医師に相談してみましょう。

4.重度の内反小趾の治療

保存的治療を行っても、痛みが持続する場合は外科手術を選択することがあります。

レントゲンで見た変形の度合いや年齢、活動レベルなどを考慮して手術方法を選択します。

手術の種類によって、術後から治癒までの期間が異なりますが、内反小趾の外科手術はおおむね良好といわれています。

内反小趾の外科手術(骨切り術)とは?入院する?

たくさんの手術方法がありますが、一例なのは足の甲にある第一中足骨を切り、角度を矯正し固定する手術方法です。

日帰り手術が可能な場合もありますが、ほとんどの場合は片足であれば数日~2週間程度、両足であれば1か月ほどの入院になります。

手術時間は1~2時間程度です。

術後は、定期的な通院をして様子をみます。

足に負担のかかるような動作や運動は控え、リハビリを行い、体重を少しずつかけながら徐々に動かしていきます。

手術にかかる費用について

医療費

3割負担で保険が適用されます。片足でおよそ10万から20万円が相場です。その他数万円の入院費用がかかります。

ただし、安易に手術を選択すると、逆に歩きづらくなり、歩き方が変わらなければ、再度同じような症状になることもあります。慎重に判断するようにしましょう。

まとめ

内反小趾は、歩き方や足に合わない靴を無理に長期間履くことによって起こります。

症状がひどくなると、痛みを取り除くための手術を行うこともあります。

速めにケアを行うことで、進行を防ぐことができますので、痛みがなくても足の形がおかしいと感じたら、靴を選びなおしたり、足先の体操をするなどを行うようにしましょう。

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