その疲れ目「スマホ老眼」じゃない?20代・30代で増えている”老眼”対策と9つのチェックリスト

スマホを見る女性

この記事の執筆者

山内明子先生

執筆者

田町三田やまうち眼科

院長:山内明子 先生

東京医科大学眼科入局
2015年 田町三田やまうち眼科開業
安心して診療を受けることができるよう、環境を整えることに尽力。
丁寧な説明を心掛け、地域に根ざすクリニックをつくりあげていく。

携帯電話やインターネット環境が進歩して、いつでもどこでも検索をすることができるようになりました。

携帯電話もガラケーからスマートフォンへと変化し、子供から年齢を重ねた人まで幅広く使われています。

しかし、若い世代でも近くが見えづらい、疲れやすいなどの老眼に似た症状を訴える方が増えています。これらの症状は「スマホ老眼」と呼ばれています。今回は、スマホ老眼についてご紹介していきたいと思います。

スマホ老眼とは?

そもそも老眼とは、一体どのような症状なのでしょうか?

老眼は、年を重ねることで目の水晶体やその周りにある毛様体筋という筋肉が硬くなり、ものを見るためのピントを合わせる調節機能が低くなることで起こります。

そのため、近くのものを見るときにピントが合わせづらくなり、新聞や本などの文字がかすんだりして見にくくなります。早い人ですと40歳くらいから症状があらわれます。

症状

スマホを見る女性

 

スマホ老眼は、近い距離でスマホなどを見続けると近くにピントが固定されてしまい、毛様体筋が常に緊張することでものが見づらくなるなどの老眼のような症状があらわれます。

一時的なものなので、しばらくすると治まっていきますが、頭痛やめまい、吐き気、肩こりや首のこりなどの症状もあらわれ日常生活に支障が出ることもあります。

これらの症状は、20~30代の若い人に多く起こっています。ピントが調節しにくい状態や症状を繰り返すうちに重くなって、本当の老眼が早まってしまう恐れもあります。

40代以上で本当の老眼の方がスマホ老眼になってしまった場合は、もともとの老眼の症状が悪化したり、それに加えてスマホ老眼の症状が出たりする可能性があります。

原因

手に持ったスマホ

スマホ老眼は、スマホという言葉から、まずは長時間スマートフォンを使うことが原因として挙げられます。

スマホを近い距離で見続けることで「見づらい」「ぼやける」などの症状が起こります。

現代社会では、スマホだけでなく、仕事や勉強などで使うパソコンやタブレット、携帯ゲーム機、家庭用ゲーム機、テレビなどを同じ姿勢で長時間続けることが多くなっています。

スマホ以外のほかの機器を使っていても、目に負担がかからないように対策をすることが必要になってきます。

スマホ老眼チェックリスト

あなたの目は大丈夫ですか?

下記にスマホ老眼チェックリストを用意しましたので、確認してみてください。

スマホ老眼チェックリスト

1日数時間、スマホなどを使いますか?

目が赤く充血しますか?

目が乾いた感じがしますか?

目の奥が痛くなることがありますか?

最近、光がまぶしいと感じることがありますか?

スマホなどを使用したあと、目がかすむことがありますか?

頭痛がしますか?

肩こりはひどいですか?

首のこり、痛みはありますか?

 

複数思い当たるようなら、スマホ老眼の可能性があります。

放置せずに一度、病院を受診することをおすすめします。

病院へ行くべき?検査や治療について

スマホを持って困った顔をする女性

スマホ老眼の症状として挙げられるのが、ものがかすんで見える症状です。人には治癒力が備わっているので、通常はしばらく休めばピントが合って見えるようになってきます。

しかし、目が充血する、乾燥してドライアイになる、頭痛がする、肩こりがひどくなる、首が固定されるために痛みが出るなどの症状がみられたら、病院を受診するようにしましょう。

また、目の老化が進み、緑内障や加齢黄斑変性症などの別の病気に若いうちからかかってしまう可能性もあります。

病院での検査では、視力検査や眼圧検査、涙の量がどのくらい出ているかなどがあります。

目の充血や乾燥などのドライアイでは、目にうるおいを与える点眼薬が処方されます。目が乾かないように、決められた回数を点眼するようにしましょう。

自分でできるスマホ老眼対策

ここで、自分自身で行えるスマホ老眼の対策について、8つのポイントを紹介していきます。

スマホを笑顔で操作する女性

 

①スマホなどを長時間使用するときは、1時間に1回は休憩をとり、目を休め同じ姿勢が続かないようにする。

②画面の光が強すぎると目に負担がかかってしまうので、画面の明るさを調節する。

③文字サイズが小さ過ぎても目に負担がかかるため、文字サイズも自分に合わせて調節する。

④ブルーライト対策のメガネやスクリーン用程フィルムを使うことで負担を軽くする。

⑤ドライアイにならないように、ドラッグストアでうるおいを与える点眼薬を購入し使うようにする。

⑥血流を良くし、目の疲労回復に役立つ「ホットパック」で目の周囲を温める。

⑦ビタミンA、B1、B2、C、アントシアニン、ルテインなどの目にいいといわれる栄養素を食事にとり入れる。
※サプリメントによる摂取でも問題ありません。

⑧スマホ老眼は、近くのものを見続けていることでピントが固定されるので、眼球運動をして、緊張をなくすようにする。

まとめ

スマホ老眼の状態を続けていると、目がドライアイになる、視力が低下するなど、身体の不調が出てきます。

はじめは大丈夫かもしれませんが、目だけではなく身体全体にも疲労はたまっていきます。

目の調子が良くないと、肩こりや頭痛など、日常生活に支障がおこる可能性があります。調子が良くないと感じたら、すみやかに病院を受診するようにしましょう。

 

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