生理用ナプキンの品質改善に努めた男がいた!過多月経の原因と対策を解説

生理用ナプキン

この記事の取材協力

長谷川佳子先生

取材協力

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

2002年  福井県立藤島高等学校卒業
2002年  北里大学医学部医学科入学
2012年  北里大学医学部医学科卒業
2012年  横浜市立大学附属病院 初期臨床研修医
2013年  横浜市立大学 市民総合医療センター 初期臨床研修医
2014年  横浜市立大学附属病院 形成外科 入職
2015年  藤沢湘南台病院 入職
2016年 小田原銀座クリニック 美容皮膚科

形成外科、美容皮膚科、皮膚科、外科など様々な分野を担当。
小田原銀座クリニックでは、患者さんが気楽に相談でき、しっかりと満足いく診療メニューを提案する。学会、大学病院、研究施設などへの積極的なアプローチ発表など常に最善の手を尽くすべく研究を行うことが最大の特長。
女性目線で、きめ細やかなケアと笑顔で診療することを心がける。
執筆を通し、様々な経験に基づいた根拠ある情報の提供を行う。

「普通の日用」「量が多い日用」「夜用」「羽根付き」など、さまざまなタイプがある生理用品は、高品質で当たり前の時代です。

しかし、その裏にはある人物の努力があったことはあまり知られていません。その人物とは、先月87歳で亡くなったユニ・チャームの創業者・高原慶一郎氏です。

高原氏は男性でありながら、自らの痔に生理用ナプキンを当ててみる、水分を含ませた生理用ナプキンを着用して就寝してみるといったことを女性の立場になって試し、生理用ナプキンの品質改善に努めました。

現在の生理用ナプキンが、「経血量が多くても漏れない」「使用中のナプキンがずれない」のは、このような努力のおかげといっても過言ではありません。

 

「経血の量が多いので生理が面倒臭い…」という方も多いのではないでしょうか? この状態を「過多月経」と言います。今回は小田原銀座クリニックの長谷川佳子先生に過多月経になる原因や生理期間を快適に乗り切るポイントなどについて教えていただきました。

ナプキンのタイプと交換目安で分かる過多月経

過多月経とは、経血量が多いことが特徴です。生理期間中で「一番多い日」では、どれくらいの量で過多月経と言えるのか、長谷川先生にお聞きしました。

「多い日の量は、個人差やホルモンの状態、その月の月経によっても差があり一概に言えません。月経時のトータルの出血量は、20~140mlが許容範囲量とされています。それ以上の出血量がある場合は、過多月経となります。

しかし、自分の正確な出血量をはかるのは難しいですね。目安として『昼でも夜用ナプキンを使わないと対応できない』『普通のナプキンでは1時間もたない』という場合は、過多月経を疑ってください」

ナプキンの使用状況を目安にすることで、自分が過多月経かどうか判断することができるようです。

生理用ナプキン_ナプキン

過多月経になりやすい人の特徴と年齢

過多月経になりやすい人の特徴はあるのでしょうか?

長谷川先生によると「近年、女性の社会進出や家事と育児の両立、飲酒や喫煙などで、女性の身体にかかる負担やストレスも増えてきました。ストレスは身体を冷やし、血流を停滞させてさまざまな病気の引き金になります。

過多月経になりやすい女性の特徴としても、このようなストレスの多い環境にいる方が多いと考えられています。多忙の中で、知らず知らずのうちにストレスを蓄積させ、月経トラブル、子宮の病気を招いている可能性があります」

「過多月経は、ストレスを抱える20代、30代、40代の幅広い年齢層に見られます。また、30歳を過ぎると、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が進行し、その症状が徐々に現れる人が増えてきます。

『急に過多月経になった』『月経痛がきつくなった』という場合には注意が必要です。また、年齢を重ねるごとに経血量が徐々に増え、過多月経になったという場合も、原因は子宮のトラブルである可能性があります」

ストレスが女性の身体におよぼす影響は大きく、過多月経になりやすい人の年齢層も20代~40代と働き盛りの方々に集中しているといえます。

つまり生理のある女性なら、月経過多になる恐れがあるということになります。

過多月経の原因

ここでは、過多月経になる原因について解説していきます。

長谷川先生によると「病気が原因で月経量が増える器質性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症など)と、元々の体質である、機能性疾患の2つが考えられます。後者は、若い時から出血量が多く、個人差はありますが、子宮の内膜が通常よりも厚くなり月経量が多いことが特徴です。

どちらにしても、月経痛が辛いなど生活に支障が出ている場合は、対処方法を教えてもらえるので婦人科で相談しましょう。病気があれば早期発見にもつながります」

病気が原因でも、そうではなくても、過多月経で症状が気になる場合には婦人科を受診することが大切です。

過多月経の人が心がけておくと良いこととは?

日本人の初潮の平均年齢は12歳、閉経の平均年は50.5歳と言われています。平均で40年近くも生理と付き合っていかなくてはいけません。その間お世話になるのが生理用ナプキンです。

過多月経の人が日常生活で注意すべきことについて、長谷川先生はこう語ってくれています。

「過多月経の人は出血量が多いので貧血気味です。コーヒーや紅茶には、鉄分の吸収を邪魔するタンニンが含まれているので生理中には避けてください。日頃の食事もタンパク質や緑黄色野菜を意識して摂取し、バランスの良いメニューにしましょう。

また、生理中は冷えやすいので、温かい飲物をとったり、湯船につかったりして身体を温めてください。とくに産婦人科検診は定期的に受けて、婦人科疾患の早期発見や進行具合のチェックをしてもらいましょう」

生理用ナプキン_ポイント

さらに、生理期間を快適に乗り切るためのポイントについても解説してくれました。

「生理中にイベントや無理な予定は入れず、余裕を持って生活できるようにスケジュール調整しましょう。生理予定日や量が多いと思われる日をスケジュール帳にメモしておくと予定を入れるのに役立ちます。

また、生理期間中はとても疲れやすいので、睡眠をたっぷり取りましょう。就寝時には大きく動くことがあります。ナプキンは羽根付きの長いものを選ぶと経血量を気にせず眠ることができます。これなら過多月経の人でも安心です。

タンポンを利用するのも良いでしょう。それでも不安な場合、タンポンとナプキンを同時活用するのもひとつの方法です」

 

今、わたしたちが高品質なナプキンを当たり前のように使えるのも、生理用ナプキンの品質改善に情熱を傾けた、ひとりの男性のおかげかもしれません。

 

取材協力:小田原銀座クリニック・長谷川佳子先生

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