大腸がんになりなりやすい人とは?発症までの経過と予防策

この記事の監修者

成田亜希子先生

監修者

成田亜希子 先生

弘前大学 卒業

医学部卒業後、一般内科医として勤務。

公衆衛生の分野にも携わり、国立医療科学院での研修も積む。

二児の母でもある。

大腸がんの患者数は年々増加しています。

部位別のがん罹患者数では男性で3位、女性で2位と高い割合を占めています。

この記事では大腸がんになりやすい人について、発症のリスクから予防策までを詳しく解説します。

大腸がんになりやすい人はどんな人?

ファストフード

1.大腸がんになるリスクを高める要因は?

がんを発症する原因には「遺伝」「生活習慣」「年齢」「性別」など様々な要因があり、大腸がんは生活習慣が大きく関与しています。

近年では「食事やライフスタイルの欧米化」や「交通機関の発達などによる運動不足」が大腸がんの罹患率を急激に上昇させています。

2.こんな生活習慣は危険!

STOP

野菜・果物不足

野菜や果物が不足し、慢性的な便秘がになることは大腸がんになりやすくなります。

大腸に長時間にわたって便が溜まり、大腸の粘膜が有害物質によってダメージを受けることが原因です。

赤身肉や加工肉をよく食べる

ソーセージ

大腸がんを発症させる因子として「ヘム鉄」という物質が知られています。

これは体内に吸収されると活性酸素を生成し、DNAにダメージを与えます。

ヘム鉄が多い赤身肉やソーセージ、ハムなどの加工肉を日常的に多く摂取したり、脂肪分の多い食事を摂り過ぎたりすると、脂肪の消化を行う胆汁酸が腸内細菌によって更に酸化されるため大腸がんのリスクが高まります。

過度な飲酒

アルコールは適量であれば健康に害はありません。

しかし、アルコールは体内で分解されるとアセトアルデヒドという物質にかわります。

更に分解される段階で活性酸素を放出してDNAを傷つけるため、過度な飲酒は大腸がんの発症リスクとなります。

喫煙

煙

タバコには50種類以上の発がん物質が含まれています。

そのため、長年にわたって喫煙を続けているとタバコを全く吸わない人よりも大腸癌を含む「がん」になる率が高くなります。

喫煙者は非喫煙者よりも大腸がんになりやすい

自身が喫煙していなくても受動喫煙(喫煙者の煙を近くで吸ってしまうこと)によって大腸がんの罹患率が高くなるとのデータもあります。

運動不足

運動不足は大腸の働きを弱めて大腸癌の原因にもなる便秘を引き起こします。

とくに長時間座位のままで仕事をしている人は、大腸がんの罹患率が高いことが注目されています。

3.遺伝と大腸がんの関係

家族

大腸がんは遺伝しやすいがんです。

とくに、40代以前の若い世代に発症するがんは遺伝と大きく関与します。

家族性大腸ポリポーシス

この病気は、ほぼ100%で大腸がんを発症します。

常染色体優性遺伝をするため、遺伝性が非常に高い大腸癌です。

4.大腸がんになりやすい持病は?

便秘

日常的に便通異常がある人がなりやすい病気です。

便には有害な発がん性物質が含まれています。

そのため長期間便が大腸に停滞していると、粘膜にダメージを与えてがん化を促すことがあります。

過敏性腸症候群やストレス性腸炎

これらの病によって日常的に下痢を繰り返す人は、大腸の粘膜に負担がかかって大腸癌の原因となる場合があります。

大腸ポリープ

大腸がんに進行することもあります。

検診などで大腸ポリープを指摘されたことがある人は、定期的に検査を受けましょう。

大腸がんになりやすい年齢

40代

40代から罹患率が大きく上昇

悪い生活習慣が積み重なって大腸がんを発症する場合、人によって発症までの期間は様々です。

また、遺伝が関係する大腸がんは20代でも発症することがあります。

40代からは定期的に大腸がん検診を!

とくに40代以前で大腸がんを発症した家族がいる場合には、若い頃から定期的に検査を受けるようにしましょう。

大腸がんの予防

野菜

1.自分でできる予防

野菜や果物を積極的に摂る

食物繊維が豊富な低脂肪の食事を心がけ、運動習慣を身に付けることが大切です。

飲酒

適量を守りましょう。

1日に純アルコールで約20g:ビール中ビン1本、日本酒Ⅰ合程度が適量です。

たばこ

喫煙している人はなるべく早めの禁煙を目指しましょう。

自力での禁煙が難しい場合には、禁煙外来受診もおすすめです。

大腸がん検診で早期発見を!

大腸がんは早期であればあるほど、治療がしやすく生存率も長くなります。

はじめは自覚症状がないことも多いため、大腸がん検診を忘れずに受けて早期発見を心がけましょう。

2.こんな場合は医療機関へ

大腸がんの症状には「血便」「下痢」「便秘「便の狭小化」「残便感」「慢性的な腹痛」などがあります。

このような症状が長く続く場合にはある程度進行した大腸がんの可能性が考えられるので、なるべく早めに病院を受診しましょう。

まとめ

カモミール

大腸がんは年々患者数が増えています。

年齢が上がると誰でも発症する可能性があり、食生活や運動習慣などの悪い生活習慣が長年にわたって積み重なることで発症リスクが高まります。

大腸がんを予防するには生活習慣を改めることが大切です。

早期発見できるように、がん検診は忘れずに受けましょう。

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