軽度・中度・重度のワキガ治療について。費用は?保険は適用される?

ワキガ 治療

この記事の監修者

コッツフォード良枝先生

監修者

GINZA Zen 禅クリニック

院長:コッツフォード良枝 先生

2007年 山梨大学医学部卒業
国際医療センター国府台病院で初期研修の後、日本医科大学麻酔科学講座に入局
2011年より皮膚科、美容皮膚科に転科し現在はGINZA Zen 禅クリニック院長に至る。

ワキガの原因は主に高脂質の食事です。欧米では70%以上の人がワキガ体質とされていますが、日本では10%と比較的少なめです。

とはいえ日本でも高脂質な食事が増えたことで、ワキガの発症率が少しずつ上がっていると言われています。

この記事では軽度から重度のワキガまで、それぞれ適切な治療法を紹介します。費用や保険診療について気になる方も参考にしてみてくださいね。

ワキガの原因

ワキガ 治療

脇には『アポクリン腺』という汗腺があり、この部分からはたんぱく質・脂質・糖質・鉄分といった成分が分泌されます

これらの成分が『皮脂腺から分泌される脂肪分』と混ざり、細菌によって分解されることでワキガの原因臭となります。

ワキガは治るの?

治療法は様々ですが、このアポクリン腺を切除することでワキガを根本的に治すようはたらきかけます。

重症度によって治療法は異なるので、症状に合った適切な方法を選択します。

軽度~中度のワキガ治療法

1.外用薬の塗布

拭き取り

ティッシュやコットンに塩化アルミニウム液を染み込ませて脇に塗ることで、においを抑えられます。

軽度のワキガに効果的だとされています。

2.内服薬の服用

内服薬

抗コリン剤を服用して汗の分泌を抑える方法です。

アセチルコリンの作用を遮断することで、汗が減少して多汗の症状が緩和されます。

ただし副作用として目や口の渇き、尿の出が悪いといった症状が出ることもあるので、継続的な服用はおすすめしません

精神安定剤を使用することも

またストレスが発汗を促すこともあるので、精神的な不安を和らげるために、抗不安薬などの精神安定剤が処方されることもあります。

3.ボトックス注射

注射

ボツリヌス菌からつくった薬剤を脇の下に注射し、発汗を促す神経を鈍らせて一時的に汗の分泌を抑えます

効果は個人差がありますが、3~9ヵ月ほど持続するとされています。

においそのものを抑える効果はありませんが、汗の量が減るため不快感が軽減されます。

特に精神面からくる発汗に効果的だとされています。

4.電気凝固法

電気

脇の毛穴に電気針を刺して高周波電流を通し、アポクリン腺と皮脂腺を破壊する方法です。

ワキガ治療とともに脇の脱毛も行えます。

中度~重度のワキガ治療法

1.直視下手術法(剪除法)

手術

脇の下を切開して裏返し、アポクリン腺を目視しながらひとつずつ取り除いていく『剪除法(せんじょほう)』という方法です。

汗腺を切除するため治療効果は高いですが、3~5㎝の傷が1本残ってしまうデメリットがあります

傷の縫合技術によって手術跡の残り方が変わるので、信頼できる医師に頼ることが大切です。

入院は必要ありませんが、傷口が落ち着くまで4~7日ほど圧迫ガーゼを当てて過ごします。

2.非直視下手術法

皮下組織吸引法

手術

脇の下に小さな穴を開け、そこから細い管を通してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺をかき出しながら吸い取る方法です。

エクリン腺とは全身のいたるところにある汗腺で、ここから出る汗は無臭ですが、アポクリン腺から出る汗と混ざることで臭いを拡散させる作用があります。

剪除法と比べて小さい傷口で広範囲への施術が可能ですが、アポクリン腺の完全除去は難しいと言われています

除去できずに根元が残ってしまった場合、再発する可能性もあります。

超音波吸引法

医師

皮下組織吸引法をベースとし、管の先端に超音波を発生させて、その熱でアポクリン腺を破壊しながら吸引する方法です。

こちらも全てのアポクリン腺を除去するのは難しく、技術によってはやけどや合併症を引き起こす可能性もあります。

皮下組織削除法

治療

「かみそりの刃」と「皮膚を押さえるローラー」を組み合わせた専用器具を使用します。

かみそり部分で皮下組織を削り、アポクリン腺やエクリン腺を除去します。

最小限の傷口で高い効果を発揮しますが、回復まで時間がかかるのと、皮膚が壊死するリスクがあります。

また医師の技術力が求められる治療法でもあるので、慎重に病院を選択することが大切です。

ワキガ治療に関するQ&A。費用は?保険は適用される?

1.ワキガの治療は何科へ行けばいい?

病院

ワキガの治療は様々な医療機関で受けられます。

  • ・皮膚科
  • ・形成外科
  • ・美容外科
  • ・美容形成外科

2.ワキガ治療は子どもでも受けられる?

子ども

病院によっては小学生からワキガ治療を受けられますが、手術は勧められません。

理由としては、成長期はアポクリン腺が未熟なので手術をしても再発する可能性があるためです。

ある程度体が成熟する高校生くらいになってから、症状の重症度をみて手術を選択しても遅くはないでしょう。

3.ワキガ治療に保険は適用される?

保険

ワキガの治療は皮膚科、形成外科ともに保険適用となります。

美容外科や美容形成外科では自費となりますが、保険が適用されるところも増えているので事前に確認してみると良いでしょう。

特にワキガ治療法として最も主要な『剪除法』は、保険適用となる場合が多いようです。

4.ワキガ治療にかかる費用はどのくらい?

費用

治療法によっても異なりますが、ワキガ治療にかかる費用は保険適用であれば3~5万円ほど、自由診療の場合は30万円ほどかかることもあるようです。

まとめ

ワキガはデリケートな悩みであるため、相談しづらいかもしれません。しかし適切な治療を受けることで治せる病気です。

自分でできるにおい対策を試してみて、それでもワキガが気になる場合は手術を視野に入れましょう。

一人で悩まずに皮膚科や形成外科で相談することが大切です。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

お近くの形成外科を検索!

ネット受付・予約もできる

病院検索サイト

ご自宅や職場の近くで形成外科を探したいときは、検索サイト『EPARKクリニック・病院』を使ってみてください。口コミやクリニックの特徴を確認することができます。

EPARK
  • 科目をしぼって簡単検索♪
  • 充実の医院情報満載!
  • 待ち時間を削減!Web受付にも対応!

形成外科一覧へ!