ダメ男ばかりを好きになる…”ダメンズ”にはまる女性の心理とは?

ダメ男

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監修者

心理学者:杉山崇 教授

神奈川大学人間科学部 教授
心理相談センター 所長
臨床心理士(公益法人認定)
1級キャリアコンサルティング技能士(国家認定)

学習院大学大学院修了
精神科、教育、福祉、産業など各領域の心理職を経て日本学術振興会特別研究員に。
神経(脳)活動・心理過程・社会的関係の相互作用を考慮したうつ病研究を行う。
「心理学で幸せを増やす」をテーマに教育研究および心理・キャリア相談に従事する一方でテレビや雑誌などメディアを通じた啓発活動の実績も多数。

些細なことで女性にブチ切れる、いつも女性にお金を出させる、プレゼントをもらうくせに自分からは何もあげない、ギャンブルにハマって借金もある…など、女性に頼り続けるダメな男=通称:ダメンズとばかり付き合ってしまう女性は少なくありません。

サンケイリビング新聞社のOL白書によるとダメンズと付き合ったことがある女性は回答者の62%、周りにダメンズとばかり付き合ってしまう女子がいると回答した女性は58%と意外と多い結果になっています。彼女たちはなぜダメンズにハマってしまうのでしょうか。また、どうすればダメンズの呪縛から解き放たれることができるのでしょうか。

共依存、恐怖による支配、イケメン好き

“ダメンズ”にハマりやすい女性にはいくつかのタイプがありますが、もっともダメンズと別れられないのは共依存に陥っているタイプです。共依存とは自分が世話をしなければダメな存在を身近に置くことで自尊心を維持することです。一見するとダメな男が頼っているようにいえますが、実際には女性が男性の存在に依存しているのです。

男性がダメでないと女性の自尊心が保たれないので、男性をますますダメンズに育ててしまいます。男性も居心地が良くて楽なので、ますますダメになり女性から離れられなくなります。泥沼化しやすいパターンといえるでしょう。

また、攻撃的な男性が与える恐怖に支配されているような場合もなかなか別れられません。このタイプの場合は男性が普段は攻撃的な態度の一方で時に微妙に優しい一面や女性を気遣う面を見せる2面性があるとますます離れられなくなります。

この他にはイケメン好きが高じてダメンズでも許してしまうというタイプもあります。ダメンズのダメさ加減がイケメンへのラブラブ感でごまかされてしまい、どんなに男性がダメでも気にならなくなってしまうのです。もちろん、冷静に考えれば自分が被害者になっていることは気づけるわけですが、被害感以上にラブラブの高揚感に浸ってしまうので、ダメンズから離れられないのです。

ダメンズにハマる状態を放置すると危険な場合も…

イケメン好きが高じたタイプは本人の好みの問題です。男性が甘えすぎてますますダメに育てないように心がける、許容できるダメの範囲を考えておく、などの対策で破滅的な被害は避けられるでしょう。

本当に危険な問題に発展するのは共依存のほうです。このタイプは根底に心が痛むほどの激しい自信のなさがあります。ダメな男性のお世話をしているときだけ、心の痛みから開放されるので少々のトラブルや被害にあっても男性から離れられません。ある意味で、ダメンズの存在で心が救済されているのです。

また恐怖に支配されてるタイプも危険です。常に緊張を強いられるので少しずつ心が削り取られてしまい、うつ病に陥るリスクが高まります。緊張感は免疫力を低下させるので、病気になりがちになったりということもあります。

ダメンズから離れるためには?

ではダメンズから離れられない女性はどうすればいいのでしょうか。共依存に陥るタイプは自尊心をダメな男性に依存してしまうことが問題なので、自尊心を保つための何かを他に見つけることが重要です。自尊心は人から理解され、承認され、尊敬されることで維持できます。

男性に頼るのではなく尊重されるコミュニティを持つことが重要です。ただ、自尊心が下がりすぎてしまうと、人から尊重され慣れていないあまり、自分をないがしろにする人が居心地良くなってしまうこともあります。このような場合はカウンセリングなど自尊心の回復が見込める支援から始めることも一つの方法です。カウンセリングで自尊心を回復させるとともに、男性と付き合う意味や適切な距離感を見つけられればいい方向に向かうでしょう。

恐怖に支配されている場合は、距離を取ろうとすると男性が攻撃的になり、さらなる恐怖にさらされる場合もあります。わかりやすい加害行為がなくても恐怖に支配されること事態が人権が脅かされかねない被害なので、女性支援団体など専門家の援助を受けることが必要な場合もあります。

また長く恐怖に支配されると、心が恐怖に慣れてしまい正しい判断ができなくなっていることもあります。その場合、一時的に保護されてもまた男性のところに戻ってしまうこともあります。男性の2面性によって恐怖を与えるのも救済を与えるのも男性になっているので、男性の存在感は絶大です。

そのため、どんなにダメでも自分にとって男性が必要に思えてしまうのです。したがって、十分なケアと支援が必要です。恐怖に慣れてしまった心を解き放つためのカウンセリングが必要な場合もあります。

ダメなところはときに愛嬌になり、情が深まるきっかけにもなるので、ダメのすべてが悪いわけではありません。ですが、女性に甘えすぎてダメが行き過ぎて危険なレベルに陥る男性もいます。一人では離れられない場合も少なくないので、周囲の理解と支援が必要です。本人も孤立しないように心がけて、周りも支援を求めやすいように気にかけてあげましょう。

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