爪のでこぼこの原因は大きく3つ!病気のことも。 食事や保湿で改善を!

爪 でこぼこ 病気

この記事の監修者

長谷川佳子先生

監修者

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

爪はその人の健康状態を映し出す鏡ともいわれ日常生活の影響を大きく受けます。

この記事では爪がでこぼこになる原因を大きく3つに分け、生活と病気の両面から解説していきます。

また、自分でできる改善法も紹介していますので、実践してみてください。

爪がでこぼこになる3つの原因は?

まずは、爪がでこぼこになる大きく3つの原因について、解説します。

1.血流が悪くなっている

血流が悪くなることで、必要な栄養素が運ばれず、爪がでこぼこになってしまうことがあります。

爪の下は心臓から流れてくる血液の折り返し地点

爪 でこぼこ 病気

爪の下には細い毛細血管が集まっていて、心臓から流れてくる血液の折り返し地点になっています。

そのため、血液の流れがとどこおると爪の下の血流も悪くなり、栄養や老廃物の運搬もスムーズにできなくなることがあります。

血流が悪くなる原因は?

血流

栄養不足・冷え・運動不足などで血流が悪くなると、栄養を運ぶ血液のめぐりに滞りが出ます。

血流が悪くなると爪に必要な栄養素が運ばれず、再生に支障をきたしてでこぼこになってしまいます。

2.日常生活が原因

爪がでこぼこになる日常生活の原因は、内的要因と外的要因に分けられます。

内的要因は、運動・栄養不足やデスクワークによる内臓の圧迫

デスクワーク

内的要因として、以下の要因が考えられます。

これらの要因は、爪の状態だけでなく、身体全体の健康を脅かすことにもつながります。

  • ・運動不足による血流の滞りがある
  • ・栄養不足によって血の栄養状態が悪い
  • ・デスクワークなどで内臓を圧迫し、血の流れが悪い

 

外的要因は、手の乾燥・水分過多・酷使!

保湿

以下のように、手の乾燥や指先の酷使により、爪の健康状態が保たれなくなることがあります。

  • ・保湿をおこなっていない
  • ・水を触ることが多い
  • ・指や爪を酷使している

 

また、マニキュアやジェルネイルを頻繁に塗り替えしていたり、無理やり剥がしたりすることも爪がでこぼこになる原因のひとつです。

爪にあらわれる縦線は加齢によるもの

加齢

爪に縦線があらわれることがありますが、これは加齢によるもの です。年齢を重ねるにつれて目立ってくるようになります。

赤ちゃんの頃は体内水分が90%ほどですが、歳を重ねるごとに60%、50%と徐々に減っていきます。

すると爪だけでなく体全体が潤いを失うため、乾燥が目立つようになります。特に爪は乾燥に弱いので、加齢による水分量の低下は大きく影響しがちです。

3.病気の可能性も

詳しくは次の章で解説しますが、爪のでこぼこは、病気が関係していることもあります。

爪だけでなく皮膚にも異常がある、爪の根元にすき間やできものがある…というときは要注意です。

爪のでこぼこから考えられる病気は?

1.『乾癬(かんせん)』

乾癬

乾癬になると次のような症状がみられますが、患者の2~4割は皮膚だけでなく爪にもこのような病変がみられます。

  • 「紅斑」…皮膚が赤くなる
  • 「浸潤・肥厚」…皮膚が盛り上がる
  • 「鱗屑(りんせつ)」…その表面を覆う銀白色の細かいかさぶた
  • 「落屑(らくせつ)」…それがフケのようにボロボロと剥がれ落ちる

 

『乾癬』は、皮膚だけでなく爪にもへこみができる!

皮膚や爪に点状のへこみがいくつもでき、でこぼこした状態になります。

その周囲に白い角質がついている場合は、『尋常性乾癬』の可能性があります。

でこぼことともに赤く盛り上がった斑点ができ、粉がついたような湿疹が全身に出ます。

食事やストレスなど、生活習慣が大きく影響します

乾癬は、遺伝的要因にくわえ、不規則な生活や食事・ストレス・感染症・薬などの生活習慣の影響によって発症します。

2.『円形脱毛症』

円形脱毛症

円形脱毛症 によって、爪に「小さなへこみ」や「横向きの溝」ができることがあります。

頭皮がコインのように円く脱毛し、一か所だけでなく多発することもあるでしょう。頭全体の毛が抜けるだけでなく、全身の毛が抜けてしまうこともあります。

爪と髪の栄養素はほとんど同じなので、発症の原因も共通していることが多いです。

3.『カンジダ性慢性爪郭炎』

爪の根元に隙間ができたら要注意!

爪の構造

爪の根元が赤く腫れてでこぼこになる場合、『カンジダ性慢性爪郭炎』の可能性があります。

爪板の表面と後爪郭(こうそうかく)の下に隙間ができ、そこにカビの一種である「カンジダ」などの細菌が入りこんで起きる病気です。

水仕事の多い人は細菌感染に気をつけましょう

水仕事

カンジダは湿った場所を好むカビであるため、水仕事の多い人がかかりやすくなります。

治療は手を乾燥させることが大事ですが、水仕事をしながらの治療は困難になることもあります。

感染した指で食品を触るのはキケン!食中毒を起こすことも…

除菌

カンジダ性慢性爪郭炎に感染している状態で食品を触ると、食品に細菌がついてしまう可能性があります。

調理してから食べるまでの時間が長い場合には、細菌が増殖して食中毒を引き起こすこともあるため、調理にはじゅうぶん注意しましょう。

爪の根元に隙間ができたらすぐに保湿を!

保湿

乾燥によって隙間ができることもあるため、爪の根元に隙間ができたらすぐに保湿をするか絆創膏を貼るなどの処置をおこないましょう。

また、早めに皮膚科へ行って、医師に診てもらいましょう。

4.『爪下(そうか)腫瘍』

爪

爪の下部か根元にできものがあらわれた場合は、それに影響されて爪が変形することがあります。

できものの原因となるおもな病気は『グロムス腫瘍』や『グロムス血管腫』 で、これらは20~40代の手足の先に生じやすい特徴を持ちますが、命の危険はありません。

ふくらみを伴う青い変色があり、ピンポイントで押さえると爪から腕にかけて激しい痛みが生じます。

特に冷水につけると耐えられないぐらい痛みが強くなることが特徴です。

これは手術で腫瘍を摘出すれば改善しますが、爪母の下に生じると摘出後に爪甲の変形が生じる場合もあります。

爪のでこぼこが気になる…!対処法について

1.食事ですこやかな爪を維持する方法

食事

良質な「タンパク質」を意識的に摂りましょう!

爪をつくっているのは「タンパク質」です。肉・魚・卵・大豆などから、バランスよく良質なタンパク質を摂ることを意識しましょう。

「ビタミンA」と「β-カロテン」は皮膚と爪を保護してくれます

ビタミンAとβ-カロテンは、皮膚や爪を守る働きがあります。

ビタミンAはレバーやうなぎ、β-カロテンは緑黄色野菜で摂ることができ、ほうれん草・かぼちゃ・にんじんなどに多く含まれます。

水分、足りてる?ミネラルウォーターで水分補給

体内の水分が少なくなると血流が悪くなるため、水分をじゅうぶんに摂ることも重要です。

残念ながら、お茶やジュース、お酒は、水分補給とはいえません。なるべくミネラルウォーターで水分補給をしましょう。

2.運動は血流をよくする効果が!

ジョギング

血流をよくするには、リンパの流れをよくしなければなりません。

ストレッチをしてから運動 をすると、身体の末端まで血液やリンパ液がいきわたります。それだけでなく、内臓機能の働きもよくなり、血流もよくなります。

3.爪や手指の保湿をしっかりとおこなうこと

爪

爪の保湿を欠かさずにおこなうことが重要です。

手についた水分をしっかり拭き取ってから、保湿クリームを塗ると効果的です。

爪への刺激をおさえるために、水仕事をする際は手袋をするのもよいでしょう。

4.病気が原因だと考えられる場合は?

病院

『乾癬』や『円形脱毛症』、『カンジダ性慢性爪郭炎』など、病気が原因だと考えられる場合は、皮膚科を受診して 病気の根本を治療していきます(皮膚の問題ではない場合、形成外科を勧められることもあります)。

病気の症状がやわらぐにつれ、爪のでこぼこも改善するでしょう 。

まとめ

爪は私たちの体調を映す鏡とも言われています。指先にある毛細血管まで血を十分に流すことで爪も生き生きしてきます。

そのためにも、食事・運動などの生活習慣を整えていきましょう。また、手の乾燥が指先のトラブルにもつながるので保湿もしっかりしていきたいですね。

どうしても爪のでこぼこが治らない場合は、病気の可能性もあります。違和感等があれば、すぐに皮膚科を受診し、医師の診断に従ってください。

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