生理不順で病院にかかるタイミングは?治療法やリスクも

生理不順 病院

この記事の監修者

石野博嗣先生

監修者

医療法人社団 石野医院

副院長:石野博嗣 先生

日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院

妊娠もしていないのに何か月も生理がこない、周期が定まらないなど生理不順の症状があると、病気ではないかと不安になりますね。

すぐに病院に行くべきなのか、もうしばらく様子を見るべきなのか、判断基準をお話しします。生理不順に対して病院ではどのような検査や治療をしてくれるのか、生理不順を改善せずにおくとどのようなリスクがあるのかも知った上で、病院へ行くタイミングを決めましょう。

生理不順はどのタイミングで病院に行くべき?

生理不順の女性

1.生理不順で病院へ行く目安

生理不順とは、通常の場合25日~38日の周期でくる生理が、何らかの原因で頻繁に起こったり、長い期間生理がなかったりすることをいいます。

生理周期には個人差がありますが、病院へ行く目安としては、3か月生理がこなかったら病院を受診しましょう。

ホルモンのバランスが乱れているなどで、排卵していない可能性があります。

特に妊娠を希望している人は早めに受診して検査を受けましょう。

10代で生理がはじまってから1~2年という人は、生理周期がまだ安定していない可能性があるのでもう少し様子をみてもいいかもしれません。

既に生理が半年もきていない場合は、年齢に関わらず病院を受診しましょう。女性ホルモンが正常に分泌していない可能性があります。

次に、生理不順のさまざまなパターンを紹介します。

生理周期が39日以上の「稀発月経」

生理周期が39日以上となるものを稀発月経といいます。

これは徐々に周期が長くなることが多く、卵巣の働きが不十分であること、ホルモンが通常通りに分泌されないことが原因で起こるものです。

しかし、39日以上の周期であっても規則正しい周期でまわっている場合は特に問題ない場合もあります。

生理周期が24日以下の「頻発月経」

稀有月経とは逆に、生理周期が24日以下と短い場合は頻発月経といいます。

この場合も卵巣の働きが不十分なこと、ホルモン分泌のバランスが乱れていることが原因で起こります。

生理期間が2日以内で終わる「過短月経」

頻発月経の場合によく起こるのが、生理期間が2日以内で終わってしまう過短月経です。これは、女性ホルモンが育ちにくく、子宮内膜が十分な厚さに育たないため経血の量が少なくなり、起こるものです。

正常な生理周期ですと子宮内膜が厚く育ち、やがて内膜がはがれ落ちます。過短月経では、内膜が十分に厚く育たずに剥がれ落ちてしまいます。

頻発月経で過短月経の場合は、1か月に2回生理が来ることもあります。

2.生理不順は病院で治療できる?

生理不順で病院に行く

生理不順の治療は病院で行うことができます。

自然に生理がくるようになるまでには時間がかかることが多いので、ゆっくりと時間をかけて気長に取り組むことが大切です。

生理不順のリスクは?不妊につながる?

妊娠検査

1.生理不順は妊娠に影響する

生理不順がひどい場合、妊娠できる可能性がとても低くなります。さらに、生理不順で無排卵の場合は妊娠できません。

妊娠を希望している場合は、生理不順を放置せずに早めに対策を行うことが大切です。まずは病院を受診しましょう。

2.生理不順は骨や体内の栄養にも影響

妊娠を望んでいない場合でも、生理不順により女性ホルモンが正常に分泌されていないと、骨や子宮の成長に影響します。癌を発症しやすいなどのリスクもあります。

女性ホルモンは次のような大切な働きをしています。

骨代謝

女性ホルモン(エストロゲン)は、骨を溶かし新たな骨をまた作る骨代謝と深く関わっています。

そのため、特に閉経後は急激に骨量が低下し「骨粗鬆症」を引き起こしやすくなります。

体内に水分や栄養を貯める

女性ホルモン(黄体ホルモン、またはプロゲステロン)は、子宮の内膜を厚くして妊娠に備えたり、体内に水分、栄養分を貯めようとする働きを持っています。

生理不順で受ける病院の検査や治療

病院での検査

1.生理不順の検査

病院での検査にはいくつかあります。検査が体の負担になることはさほどありません。リラックスして受診しましょう。

超音波検査

まず、子宮や卵巣の状態を確認するために超音波検査をします。

お腹の上に超音波器具のプローブをあてるか、膣内に膣内用プローブをあてるか、2つのタイプがあります。

どちらを行うかは、その医師の考え方や施設によって選択されます。

血液検査

血液検査により女性ホルモンの状態を調べます。

投薬

薬を投与して生理が来るかを確認します。そのあと、女性ホルモンの分泌状態を調べます。

基礎体温の測定

病院の検査以外にも、自宅で基礎体温を測り、記録を付け、排卵の有無を確認します。

2.生理不順の治療

生理不順の治療は、目的や状況によって異なります。

妊娠を希望している場合

妊娠を希望している人への治療は、排卵させるための薬を投与し、排卵を引き起こします。

妊娠を希望していない場合

何が原因なのか、ホルモン、子宮、卵巣などをチェックしてから、環境をととのえて正常に生理がくるようにしていきます。その原因によりさまざまな治療方法が考えられます。

生理不順の原因が過度のダイエットなどの場合

生理不順の原因 ダイエット

生理不順の原因が過度のダイエットなどの場合は、まず正常な体重に戻してから、体の機能が戻るまで薬を投与しながら生理を引き起こさせます。

体重や体の機能がもとに戻ると、女性ホルモンの分泌も徐々に増えて正常に戻ることがあります。

時間はかかりますが、正常な体重に戻れば、 薬を投与しなくても自然と生理がくるまでに戻ることもあります。

生理不順の治療は気長に

生理不順の治療は、時間がかかることがほとんどです。気長に治療を続けることで自然と生理がくるようになることもあります。

また、薬による治療と併せて、食事など生活習慣を整えることで女性ホルモンの分泌がよくなることもあります。まずは生活習慣を見直してみましょう。

まとめ

生理不順のときは病院へ

1.生理不順で病院へ行くタイミングは3か月

生理周期には個人差があります。病院へ行く目安としては、3か月生理がこなかったらを受診しましょう。ほかにも、気になることがあれば、婦人科への受診をおすすめします。

2.生理不順はリスクもあるので病院での検査を

生理不順は特に痛みなどもなく、妊娠を希望していない場合は特に不便に感じることもないかもしれません。

しかし、生理不順には妊娠しにくいだけでなく、癌や骨粗鬆症などさまざまなリスクがあります。思い当たる原因がないのに生理が来ない場合は、一度婦人科を受診して検査を受けてみましょう。

3.生理不順で妊娠を希望している人は早めの受診を

生理不順で、将来的に妊娠を希望している場合は、早めに病院で検査を受け、きちんと排卵が起きているか確認しましょう。

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