ストレスによって発症!?「メニエール病」で日常生活に支障が…解決策とは?

メニエール病_ストレス

この記事の執筆者

内野勝行先生

執筆者

金町脳神経内科・耳鼻咽喉科

院長:内野勝行 先生

2009年 帝京大学医学部卒 帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医
2015年 金町脳神経内科・耳鼻咽喉科 開設

認知症・頭痛専門

認知症についての著書あり

薬や検査だけでは対応できない患者さんに対して、様々な角度からの診療を目指している。また、分かりやすく、粘り強い診療を心がける。

 

 

めまいや吐き気、難聴などの症状を伴うメニエール病。なぜ発症するかご存知ですか? まだ詳しく解明されていない部分もありますが、ストレスが大きく関わっているといわれています。

メニエール病とストレスの関係、ストレス以外の原因と改善する方法について詳しく解説していきます。

メニエール病とストレスの関係について

メニエール病の主な原因はストレス?

めまいや吐き気、難聴などの症状が現れるメニエール病ですが、原因として耳の内耳の半規管にリンパ液が過剰に溜まることが挙げられます。

なぜ、リンパ液が溜まってしまうのかまだ解明されていない部分もありますが、さまざまな理由で溜まると考えられています。その理由の1つにストレスが大きく関わっています。

ストレスなどからうつ病を始めとする精神疾患を発症すると、めまいを感じやすく、メニエール病との因果関係が生まれます。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。ストレスがたまると興奮状態や心身を緊張させる作用のある交感神経が優位になり、心身をリラックスさせ、気持ちを鎮静化させる作用のある副交感神経が劣位となってバランスが保てなくなります。

このような自律神経の乱れが身体のさまざまな器官に影響を与えます。そのうちの1つとして、前述したメニエール病の原因が考えられています。

ストレス以外の原因でも発症する?

メニエール病はストレス以外にも発症する原因があります。睡眠不足や日ごろの疲れがたまっているとき、運動不足、気圧の変化、几帳面であったり神経質な性格も関係しているといわれています。

また、生活習慣の乱れがメニエール病を発症させる要因でもあります。例えば、塩辛い味付けが好きで、濃い味付けのものを日ごろから好む傾向で、コーヒーや健康ドリンクなどのカフェインを含む物やアルコールの摂りすぎ、喫煙しているというような生活習慣があればストレス以外にも発症する可能性があります。

治療法は?カウンセリングも必要?

自分でできる改善法

メニエール病は早期治療で改善がみられる病気ですが、発見が難しい場合があります。しかし、いつ起こるか分からない、めまいや吐き気、難聴などはできる限り避けたいものです。

メニエール病を改善するために自分でできることは、メニエール病を発症する要因といわれるストレスや睡眠、生活習慣を見直すことです。

ストレスは自分では気づかないうちにたまるものです。脳がいつもと違う行動をとることがストレスと感じ、良いことも悪いこともストレスの原因となりうるのです。自分のストレスがどのくらい溜まっているか分からない方は、ストレスチェックがさまざまなホームページで紹介されています。一度チェックしてみて、定期的に受けてみましょう。

また睡眠不足はめまいを誘発します。理想的な睡眠は7~8時間程度取ることですが、仕事で夜遅く、朝も早く出勤するなど、睡眠時間が確保できないこともあると思います。

少しでもリラックスして眠れるように、寝る前にはスマホやPCの明るい光を避け、寝やすい環境に整え、ぬるめのお風呂に浸かるとよく眠れます。

また、カフェインを含む飲み物やアルコールも適切な量を心がけ、体調に合わせ、めまいがひどく続くようであればこれらは避けるようにしましょう。

病院で受ける治療法

メニエール病は病院で検査を行い、一度では判断できないこともあり、何回か診察が行われることがあります。その後、薬物療法が中心に治療が行われますが、一般的に薬物療法が1ヶ月ほど行われます。

主に処方される薬はめまいを抑える抗めまい薬、めまいにより吐き気が強い場合は吐き気止めが処方されます。その他にも血流改善薬、利尿剤などもあります。

また、ストレスが原因の場合は精神安定剤や自律神経調整剤などが処方されます。

場合によってはカウンセリングなどでストレスの根本を探ります。何かしらストレスが溜まっていることが原因であることが多く、何がストレスの原因となっているのか、カウンセラーに相談することで気持ちが楽になるからです。

まとめ

つらいめまいや吐き気などの症状を伴うメニエール病ですが、日ごろのストレスが発症する原因といわれています。

ストレスはメニエール病を発症させるだけでなく、生活習慣病や蕁麻疹、精神疾患などさまざまな疾患を招く原因となります。

休みの日に趣味に没頭したり、適度な運動で体を動かしたりすることで、ストレス発散につなげましょう。

自分にとって「これをやると楽しい」「過ごしやすい」と思うことを見つけてみてください。

 

執筆者:金町脳神経内科・耳鼻咽喉科 内野勝行 先生

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