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その薬の飲み方大丈夫!?注意したい薬の飲み合わせ…相性の悪い食品とは?

薬_飲み合わせ

この記事の執筆者

2006年 北里大学大学院卒
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。

薬は本来、水や白湯で飲むように推奨されていますが、手元に水がない場合に違う飲み物で飲んでしまったという経験はありませんか?

しかし、飲み合わせによっては副作用が引き起こされる場合もあるため危険です。

この記事では、薬の飲み合わせについて詳しく解説していきます。

薬の飲み合わせとその理由

薬の飲み合わせについて

複数の薬を飲む際には、飲み合わせに注意が必要です。

複数の薬を同時に飲んでしまうことで、薬本来の効果を発揮できなくなってしまったり、成分が重複して1回分よりも多く摂取してしまったり、場合によっては副作用が起こってしまうこともあります。

そのため、ドラッグストアなどで薬を購入するときは、自己判断で薬を選ぶのではなく、必ず薬剤師と相談しながら選ぶようにしましょう。

飲み合わせで薬の効果が変わってしまう例

飲み合わせによっては薬の効果が変わってしまいます。いくつか例を挙げてみましょう。

風邪薬と咳止め

風邪薬を飲む場合、総合風邪薬と咳止めを一緒に飲んでしまうと、成分が重複してしまいます。

総合風邪薬には、解熱剤、鼻炎薬、咳止め薬など複数の成分を混ぜ合わせています。これに咳止めを飲んでしまうと、咳止めの成分を飲み過ぎてしまうことになり、便秘や排尿困難、発疹、めまい、動悸、腸閉塞といった副作用を起こす可能性があるため危険です。

風邪薬と栄養ドリンク

特に栄養ドリンクにはカフェインや糖分、さらにアルコールや漢方の要素が入っているものもあります。

これにより薬の効きが強く出たり、薬の副作用が起こりやすくなることがあるので、風邪薬を服用した場合は2時間以上は避けたほうがよいでしょう。

便秘薬と胃腸薬

便秘薬は腸で溶けることで効果を発揮する薬ですが、胃腸薬は胃の消化を助ける働きを持っているため、一緒に飲んでしまうと胃で溶けてしまい、効果が発揮されないこともあります。

ひどい場合には、副作用として、吐き気や胃痛を引き起こす可能性もあります。

便秘薬と胃腸薬の両方を使いたい場合は、症状が強い方を先に飲んだあと、必ず最低1時間は間隔を空けてから服用するようにしましょう。

薬との相性が悪い食品とその理由

薬と一緒に飲んだり食べたりすることがNGな食品があります。理由も沿えて紹介していきます。

薬と一緒に飲むことを避けるべき飲料

飲むものの成分によって薬の本来の効果が得られなくなるため、薬と一緒に飲むことを避けた方がよい飲み物があります。

薬は基本、お水で飲むようにして、お茶やスポーツドリンクで飲むことも推奨できません。

推奨されない飲料

飲料の中でも特に一緒に飲むことが推奨されない飲料は、牛乳などの乳製品、コーヒー、アルコール、グレープフルーツジュース、炭酸飲料水などです。

牛乳などの乳製品は胃の中のpHを上昇させてしまい、腸で溶けるように作られた薬が胃の中で溶けてしまうということが起こります。また、副作用として吐き気や胃痛などを引き起こす場合もあります。

コーヒーをはじめとするカフェインを多く含む飲料についても、カフェインが胃に負担をかける場合があるため、薬と一緒に飲むことでさらに胃を荒らしてしまう可能性があります。

このように、薬の種類によっては薬の効果を弱めたり、体内代謝を抑制したりすることもあり、効果が発揮されなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

薬と一緒に飲むと危険な飲料

薬と一緒に飲むと危険なものはアルコールです。アルコールの代謝は薬の代謝と同じ肝臓で行われます。

そのため、同時に飲んでしまうとアルコールの代謝が優先的に行われて、薬が濃い濃度のまま体内に入ってしまう可能性があります。つまり、薬の作用が効きすぎてしまう可能性があるためとても危険です。

グレープフルーツジュースは、薬の代謝をする酵素の働きを阻害する成分を含んでいるため、薬の種類によっては代謝されずに薬の効果が発揮できないことがあります。特に血圧を下げる薬は影響を受けやすく、血圧が下がりすぎてしまうこともあり危険です。

炭酸飲料水で飲むと、薬の効果を弱めてしまうことが多く、特に胃薬との相性はよくありません。

このように、水以外のもので薬を飲むことで効果が発揮されなかったり、副作用がでてしまったりするものはたくさんあります。薬を飲むときは必ず、水または白湯で飲むようにしましょう。

薬と一緒に食べてはいけない食品

薬と一緒に食べると効果に影響を及ぼす食品があります。薬を服用する際は同時摂取を避け、2時間ほど空けることが必要です。

グレープフルーツ

一部の降圧薬ではグレープフルーツに含まれる成分により薬物の血中濃度が高まり、薬が効きすぎてしまうことがあります。

薬が効きすぎてしまうことで、低血圧、頭痛、めまいなどの副作用を起こすこともあります。

同じ柑橘類でもオレンジ、レモン、みかんなどはほとんど影響しませんが、種類によってはグレープフルーツと同じようなものもあるので、注意が必要です。

チーズ

チーズにはチラミンという成分が大量に含まれています。

抗うつ薬(サフラジン)や抗結核薬(イソニアジド)といった薬と一緒に食べると薬がチラミンの分解を妨げるため、チラミン中毒(頭痛や急激な血圧上昇など)を引き起こす可能性があります。

納豆

納豆は腸内でたくさんのビタミンKを産生します。そのため、人工弁の手術を行った方や不整脈がある方など、血液をかたまりにくくするために飲む薬(ワルファリン)を飲む場合に納豆を食べてしまうと薬の効果を弱めてしまい、血栓ができやすくなり危険です。

薬と一緒にサプリメントは飲んでもいい?

サプリメントも薬の種類によっては一緒に飲むことで、効果を弱めたり、強めたり、副作用を引き起こすものがあります。

サプリメントは特定の成分を凝縮しているもののため、薬にも影響を及ぼします。特に鉄分を含んでいるサプリメントはさまざまな薬の効能を弱めてしまうことがあります。

そのため、日常的にサプリメントを飲んでいる場合は、薬と併用しても問題ないものか事前に調べてから飲むようにしましょう。

まとめ

薬は水や白湯以外のもので飲むことで、効果を発揮できなくなったり、強く効きすぎてしまうことがあるため大変危険です。

また、飲み物だけでなく薬を飲むのと同じタイミングで食べると危険な食べ物もあります。

病院で処方される場合は事前に注意事項をよく聞き、ドラッグストアなど自分で購入する場合は、薬剤師に成分と飲み方を確認してから服用するようにしましょう。

 

執筆者:久野銀座クリニック 岡村信良先生/薬剤師 石上和子 先生

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