多汗症の症状セルフチェック!汗っかきとの違いは?病気が原因のことも

多汗症 チェック

この記事の監修者

長谷川佳子先生

監修者

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

多汗症は、文字通り汗をたくさんかいてしまう病気です。

そういえば手に汗をかきやすい、緊張すると脇に汗をかいてしまう、などの症状から、自分は多汗症かも?と思っている人もいるかもしれません。

この記事では、多汗症の症状をセルフチェックする方法や、原因などについて解説します。

多汗症とは?どんな病気?

1.多汗症とは

女性 汗

通常、体温調節のために発汗しますが、その範囲を超えて、日常生活に支障をきたすほどに発汗する状態を多汗症といいます。

2.多汗症の種類

多汗症は大きく2つに分けられます

全身性多汗症

全身に汗が増加します。

特に原因のない原発性と感染症、内分泌代謝異常や神経疾患に合併するものがあります。

局所性多汗症

原因のわからない原発性と外傷や腫瘍などの神経障害によるものがあります。

個人差はありますが、手のひら、足のうらや脇という限局した部位から両側に過剰な発汗が見受けられます。

3.汗っかきとの違いは?

汗っかき

多汗症と汗っかきは次のように違います。

汗っかきは、汗をかく状況で他の人より量が多いこと

汗っかきは、夏の気温が高い季節や、運動して体温が上昇した時など、普通の人でも汗をかく状況で他の人よりも汗の量が多いことをいいます。

多汗症は、汗をかく状況でなくても汗をかくこと

多汗症は、気温が高い、運動をした後というような汗をかく状況ではなくても、大量に汗をかくことをいいます。汗の量には個人差はあるものの、日常生活に支障が出るといってもよい量が一般的です。

もしかして多汗症?病院に行く必要はある?

1.多汗症の症状セルフチェック

チェック

下記の項目で当てはまるものが多い場合は、多汗症の可き能性があります。

  • ・厚くないのに汗ばむことがある
  • ・シャツのわきに汗のシミができる
  • ・周囲の人に汗を指摘されたことがある
  • ・電車やバスのつり革や車のハンドルが濡れることがある
  • ・本を読むときに紙が濡れる
  • ・緊張すると手のひらや脇の下に汗をかく
  • ・パソコンのキーボードが塗れることがある
  • ・家族が多汗症である
  • ・多汗症の症状で日常生活に支障をきたすことがある

多汗症は進行する?

多汗症は、特に治療や手術を行わなくても進行することはありませんですが日常生活に支障をきたすようなら、早めに治療することをおすすめします。

2.保険適用の条件とは

医療費

多汗症の保険適用の具体的条件として、原因不明の過剰な局所性発汗が6か月以上持続していることに加え、以下の2項目以上を満たすことが必要です。

  • ・両側性かつ左右対称性に多汗がみられる。
  • ・25歳未満で発症している
  • ・家族も多汗症である
  • ・睡眠時は局所性の発汗が見られない

多汗症の原因

多汗症の原因は、大きく2つに分けられます。

1.原因不明の多汗症

原発性(げんぱつせい)多汗症

学生 悩み

特定の原因が不明の多汗症です。

4歳~5歳くらいで発症し、中学生や高校生のころに気になり始めます。

遺伝性があると考えられますが、明確なことは解明されていません。

緊張や不安、過度のストレスが影響も?

多汗症は、交感神経の機能が優位になることで引き起こされるといわれています。交感神経は、体の活動を活発にするときに働く神経で、これが優位になる原因は緊張や不安、過度のストレスといわれています。

2.原因となる病気がある多汗症

バセドウ病

続発性多汗症の原因となる病気や症状には、『更年期障害』、『バセドウ病』、『自律神経失調症』、『糖尿病』、『急性リウマチ』などがあるとわかっています。

年齢や性別に関係なく、いつの時点でも発症する可能性はあります。何らかの病気や使用している薬が原因となって多汗症になっています。

原因となっている疾患の治療を行うことで改善されますが、治療が長年に渡ることがあります。

3.肥満の人は多汗症?

肥満の人は体温調節が難しい

メタボ

肥満が直接多汗症の原因になるわけではありませんが、肥満の人は汗をかきやすい傾向にあります。

皮下脂肪が通常よりも多いため、体温調節が難しいからです。

人間には体温を一定に保とうとする機能があり、汗をかくことで熱を対外に放出し体温を下げています。

肥満の場合、皮下脂肪が厚く熱が放出されにくいため、体温が上がりやすくなるのです。

常に大量の汗をかくなら多汗症の疑いも

ですから、通常の人よりもたくさんの量の汗をかくことで体温を下げようとするため、一見多汗症のように見えますが、多汗症の場合は体温を下げる必要のない場面でも大量の汗をかくことが特徴です。

まとめ

多汗症は社会的認知があまり進んでいない病気です。特に原発性多汗症は、自分でも気が付いていないことが多く、精神的な苦痛も大きいため日常生活に支障をきたすこともあります。

チェック項目で少しでもあてはまるものがある場合は、早めに皮膚科など病院を受診してみても良いのではないでしょうか。

ただの汗っかきと軽く見るのではなく、周囲も病気として認識することが大切です。

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