ヘマトクリットが低い原因は?貧血との関係と改善する食事について

ヘマトクリット 低い

この記事の監修者

2006年 北里大学大学院卒
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。

健康診断などで、ヘマトクリットが基準値よりも低いと言われたら注意が必要です。

この数値が低いというのは赤血球が少ない状態であり、血液が薄いことを表します。

この記事ではヘマトクリット値が低くなる原因と、それに伴う症状について説明します。

ヘマトクリット値が低いとどんな症状が出る?

貧血

ヘマトクリット値とは「血中の赤血球が占める割合」を表す数値で、この数値が低いと血液が薄くなっている(赤血球が少ない)状態です。

つまりヘマトクリット値が低い=貧血になっているということなので、次のような貧血症状が表れやすくなります。

  • ・めまい
  • ・立ちくらみ
  • ・疲れやすい
  • ・動機・息切れ
  • ・頭痛
  • ・顔面蒼白
  • ・耳鳴り

 

そのためヘマトクリット値が低いと言われたら改善する必要があります。

ヘマトクリット値が低くなる原因

1.鉄分不足

鉄分

ヘマトクリット値は、主に鉄分不足によって低くなります

鉄は赤血球を構成するのに欠かせない栄養素で、これが不足すると赤血球が十分につくられずヘマトクリット値も低くなります。

鉄不足の原因として考えられるのは次の通りです。

  • ・極端なダイエット
  • ・鉄分の足りない食生活
  • ・妊娠や授乳(胎児への供給が優先されるため鉄の必要量が増える)
  • ・失血による鉄分の排出(月経・出産・怪我・消化管出血など)
  • ・胃の切除による鉄の吸収低下

2.たんぱく質不足

たんぱく質

鉄だけでなく、たんぱく質も赤血球の材料となります。

そのためたんぱく質不足もヘマトクリット値を下げる原因となります。

最近ではヘマトクリット値低下の原因は、鉄よりもたんぱく質不足であることの方多いとされています。

3.胃粘膜や骨髄に問題がある

異常

胃粘膜収縮によってビタミンB12や葉酸が吸収されなくなったり、骨髄異常によって十分な血液がつくりだされなくなったりすると、貧血状態となるためヘマトクリット値が下がります。

ヘマトクリットが低くなりやすいのはどんな人?

1.子ども、高齢者

高齢者と子供

子どもや高齢者は食事の量自体が成人に比べて少ないため、鉄やたんぱく質の摂取量も不足しがちです。

そのためヘマトクリット値も低い傾向があります。

2.女性

女性

女性は月経により毎月一定量の出血があるため、経血と一緒に鉄分が排出されてしまい、ヘマトクリット値が低くなります。

また鉄分は、妊娠中は胎児に、授乳中は乳児に優先的に送られます。

そのため妊娠前より鉄分の摂取量を増やさないと、ヘマトクリット値は低くなります。

ヘマトクリットが低いときの対処法

1.食生活の改善

食事

ヘマトクリット値が低いというのは貧血状態なので、日々の食事で鉄分をしっかり摂ることが大切です。

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類あり、同時に摂ることで吸収率がアップします

それぞれ下記の食材に含まれているので、意識して摂りましょう。

  • ・ヘム鉄:カツオ・マグロ・イワシ・レバーなどの動物性食品
  • ・非ヘム鉄:ほうれん草・小松菜・ひじき・などの植物性食品

 

たんぱく質やビタミンCなども忘れずに

良質なたんぱく質やビタミンCも欠かせません。鉄分と一緒に摂ることでさらに吸収率が上がります。

にたんぱく質は赤血球の材料にもなるので、ヘマトクリット値を改善するために意識して摂りましょう。

バランスのとれた食事を意識

基本は和食のようなバランスがとれた食事を意識し、鉄分やたんぱく質を積極的に摂れるのがベストです。

2.病院を受診する

病院

胃粘膜の収縮や骨髄の異常が原因となっている場合、放置していても自然と治ることはありません。病院を受診して適切な治療を受けましょう。

再検査も視野に入れよう

月経などの失血で、一時的にヘマトクリット値が低くなっているケースもあります。

一度目の検査で特に疾患などが見つからなければ、再検査を受けて数値が正常に戻っているか確認してみましょう。

検査は血液内科などで受けられます。

まとめ

ヘマトクリットが低いというのは血液が薄いということなので、貧血の症状を引き起こしやすくなります。

数値が低くなる原因のほとんどは鉄分かたんぱく質不足なので、日頃の食生活を改善することが大切です。

また女性は、月経などで一時的に数値が低くなっているケースも考えられるので、再検査を受けてみると基準値に戻っているかもしれません。

そして原因となる疾患がみつかった場合は、病院でしっかり治療しましょう。

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