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お酒を飲む前に頭が痛くなったら…「頭痛薬」は飲んでいいの?

この記事の執筆者

2006年 北里大学大学院卒
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。

頭痛がひどいときなど、頭痛薬を服用することがあるかと思います。

しかし、もしもお酒を飲む前に頭が痛くなったら、頭痛薬を飲んでも問題ないのでしょうか?

頭痛薬を飲んだときの飲酒や、お酒以外で注意すべき頭痛薬との飲み合わせについても解説していきます。

頭痛薬を飲んだ後のお酒について

頭痛薬を飲んですぐお酒を飲むのは危険

頭痛薬を飲んだ直後の飲酒は、特に肝臓や胃に副作用を生じさせる可能性があるため危険といわれています。

吐き気、腹痛、冷や汗、意識障害、激しい動悸などが起こる可能性があり、頭痛薬を飲んだ後は体内に成分がなくなるまでは飲酒は控えましょう。

アルコールも薬も胃を通過し、肝臓で代謝されます。ともに同じ代謝酵素を使うため、酵素の奪い合いになります。

これにより、薬もアルコールもしっかり代謝されず吐き気や腹痛といった副作用が生じてしまうのです。

人によっては薬の効き方が変わることも

本来であれば、薬の成分はゆっくりと代謝されながら血液中に入っていきますが、代謝酵素がアルコールによって少なくなっている分、薬の成分がしっかり代謝されないまま血液中に入ってしまい、薬が効きすぎてしまうこともあります。

人によっては、アルコールを飲むことで酵素活性が高まり、薬を代謝しすぎて効きにくくなることもあります。

いずれの場合も、薬本来の効果が発揮されなくなるだけでなく、副作用の危険性があります。場合によっては命に関わる重篤な症状を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

頭痛薬を飲んだら、飲酒まで何時間空ける?

最低でも6時間は空ける

薬の成分や個人差もありますが、体内から薬の成分がなくなるまでには最低でも6時間ほどはかかるといわれています。

副作用の危険性があるため、頭痛薬を服用したあとは少なくとも6時間は経ってから飲酒しましょう。体調や個人差もあるので、6~8時間程度空けておくとより不安も少なくなるでしょう。

空ける時間や副作用は頭痛薬の成分によって異なる

頭痛薬の成分によっても空けておく時間や副作用は多少異なります。主成分がイブプロフェンの場合、アセトアミノフェンが主成分のものに比べ、空ける時間は短くても副作用が出ることが少ない傾向があります。

しかし、必ずしも問題ないというわけではないので、頭痛薬を飲んだ場合はできるだけ飲酒は控えることが大切です。

お酒以外で注意が必要な頭痛薬との飲み合わせ

カフェインを含む飲み物には注意

頭痛薬は水か白湯で飲むことが基本です。しかし、その場に水がないこともあるかもしれません。そのような場合には、カフェインの入っていない麦茶やほうじ茶などを選びましょう。

市販のものを含め頭痛薬は、他の飲み物と一緒に飲んでも副作用が出ないように作られているためさほど問題ありませんが、カフェインの多く含まれているコーヒーなどで飲むと体内にカフェインの量が増えすぎてしまい副作用を引き起こす可能性があります。

できる限り水で飲むことが第一ですが、場合によっては、薬ごとに添付されている文書の服用方法に記載されている内容にしたがって飲むようにしましょう。

その他の薬と同時に飲むときは要相談

頭痛薬以外のその他の薬と同時に飲むこともおすすめできません。同じような成分が重なることで体に負担になることもありますし、眠気が増長される可能性があります。

複数の薬を飲む可能性がある場合は事前に医師や薬剤師に相談しましょう。

お酒を飲む予定がある日の頭痛対策

マッサージや飲み物で対策

お酒を飲む予定があるときに頭痛がする場合はできるだけ頭痛薬を服用しないで対処できた方がいいです。そのような場合には、できるだけリラックスし頭痛に効果的なツボを押すことがおすすめです。

頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というツボ(下記イラスト参照)は、どんな頭痛にも効果的だといわれています。つむじの手前にあるツボでゆっくりとマッサージするように押してみましょう。

百会

 

これだけでは症状が緩和されない場合には、カフェインの入った飲み物を飲むことも効果的です。

コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインには血管を収縮させる働きがあるので、片頭痛などの緩和に効果が期待できます。1日に1~2杯程度を飲むことで症状が軽くなることもあります。ただし、依存性があるので飲み過ぎに注意しましょう。

また、ハーブティーにも頭痛を和らげる効果が見込めるものがあるので、その時の症状に合わせて選んでみることもおすすめです。頭痛といってもさまざまなタイプがあるので、タイプに合わせて選ぶと症状の緩和につながります。

まとめ

頭痛の症状があってもどうしてもお酒を飲まなければいけない場面があるかもしれません。そのようなときは、できるだけ頭痛薬を飲まなくても痛みを緩和できる方法を試してみましょう。

頭痛薬を飲んでいても飲酒して問題ない薬も出ていますが、必ずしも副作用が出ないとは限りません。どのくらいの時間を空けておけば問題ないのか、副作用が出ないかどうかなど、確認してから服用するようにしましょう。

副作用の症状には個人差もあります。他の人が飲んでも問題なかったからといって自分も大丈夫だとは限りません。飲む前に必ず薬剤師に相談するようにしましょう。

 

執筆者:久野銀座クリニック 岡村信良 先生

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