そのカサカサ肌…実は脱水症状かも!?「かくれ脱水」による病気リスクに注意!

脱水症状_冬

脱水症状は夏に起きるイメージですが、冬も注意が必要です。その理由は気づかないうちに体内から水分が奪われる「かくれ脱水」を起こしやすいからです。

「肌の乾燥がひどいし、指先がカサカサ」「ソックスを脱いだらゴム跡がくっきり」なんてことは、最近ありませんか?

もしかするとこれらは、「かくれ脱水」によるものかもしれません。身近に潜む冬のかくれ脱水の危険性について、医療法人小田原博信会の理事長であり、久野銀座クリニックの院長・岡村信良先生に詳しくお話を伺いました。

夏と冬の脱水症状に違いはある?

夏の脱水症状と冬の脱水症状では、それぞれの進行具合にどのような違いがあるのか岡村先生に聞いてみました。

「夏は汗をかき、喉の渇きを感じやすいため、身体の違和感を覚えやすい時期です。それに対して冬は、『不感蒸泄(ふかんじょうせつ)』※を起こしやすく、外気の乾燥で自覚症状がないまま身体から水分が失われていきます。

また、夏は積極的に水分をとりますが、冬は水分摂取が減る上に水分で身体が冷えるのを避けようと自ら摂取を控える場合もあり、知らぬ間に脱水が進行してしまう要因となります」
※不感蒸泄・・・発汗以外の皮膚や呼気からの水分喪失のこと

冬の肌乾燥やむくみは「かくれ脱水」が原因?

かくれ脱水の症状として、肌乾燥やむくみ、口の中のねばつき、倦怠感などがあるようです。特に女性は美容面からも気になるところですが、かくれ脱水を防ぐことで対策につなげることはできるでしょうか? また、水分不足でもむくみが起こる理由を、岡村先生はこう答えてくれました。

「脱水症状になると、身体に存在している余分な水分が上手く排泄されなくなることが要因でむくみは起こります。

脱水を避けて身体の機能が正常に働いていれば、むくみや肌乾燥を起こしにくくなるといえます」

特に冬場は肌乾燥を外側からクリームやオイルなどを塗ることで対処しがちですが、水分補給で内側からの対処も大切なようです。

「かくれ脱水」で病気にかかりやすくなる

寒さで風邪を引きやすく、冬場は体調を崩しやすいため、日頃から身体のケアを行って免疫力を上げることが大切です。

岡村先生によると「かくれ脱水は身体機能を低下させ、免疫力を下げてしまいます。その結果、病気にもかかりやすくなる」そうで、バランスの良い食事や質の良い睡眠を心がけることに加え、こまめな水分補給を行うことも大切です。

冬に脱水症状を起こしやすい状況と予防法

冬場はどのような状況で、脱水症状を起こしやすいといえるのでしょうか?

注意点や予防法を岡村先生に解説してもらいました。

脱水症状を起こしやすい3つの状況

・エアコンが効いた室内に長時間いる
・厚着によって汗をかいているのに、水分補給が足りないとき
・冬場に流行る、嘔吐や下痢を伴うウイルス感染

嘔吐や下痢を伴うウイルス感染といえば、冬の時期に流行するインフルエンザやノロウイルスです。

冬場は洗濯物を室内干しにするだけでも加湿につながります。ウイルス感染を避けるためにも、室内の加湿を心がけた方が良さそうです。

また、脱水症状を防ぐためには、エアコンが効いた室内ではこまめな水分補給を行うようにしましょう。

冬の長風呂には注意

冬はお風呂につかって温まるという場合が多いかと思いますが、水分補給をきちんと行わないと脱水症状を招く危険性があります。

また、入浴時の事故についても注意が必要です。原因としては「ヒートショック」※に次いで「浴室熱中症」が多いようです。

「冬場は長風呂になりがちですが、お湯の中では汗をかいて身体をクールダウンすることはできません。そのため、熱中症を発症しやすくなります。

特に高齢者は体温上昇に気づきにくいため、注意してください」(岡村先生)

おじいちゃんやおばあちゃんなどの高齢者がいるご家庭では、同居している家族が入浴時間を気にしてあげた方が良いでしょう。
※ヒートショック・・・浴室と脱衣所などの急激な温度の変化で身体にダメージがかかること

冬の脱水症状を防ぐ方法

最後に、冬の脱水症状を防ぐための入浴法や水分補給について岡村先生にアドバイスをいただきました。

「お風呂はぬるめの温度設定を行い、つかるのは体調を見ながら数分~10分程度までにしてください。

入浴後はもちろんのこと、入浴前に水分補給をしておくようにすることで、水分不足を防ぐことが、脱水症状を避けることにつながります。

補給するなら、経口補水液やスポーツドリンクがおすすめです」

経口補水液は医師、薬剤師、看護師、管理栄養士の指導に従ってお飲みください

交感神経が刺激されてリラックスできるので、お湯の温度は40℃程度が良いようです。また、半身浴よりも全身浴の方が、水圧がかかるので足のむくみにも効果的だといわれています。

入浴前後の水分補給には、経口補水液やスポーツドリンクのほかにもミネラル入りの麦茶もおすすめで、量としては入浴前後に合計500~600ml程度を分けて飲むが良いとされています。

またビールには利尿作用があり水分補給には向かないので、入浴後の一杯での水分補給は無理なようです。

 

冬は意外にも気づかないうちに脱水症状が起きていることがあります。肌乾燥やむくみ、病気にもかかりやすくなるため、「かくれ脱水」には十分な注意を払いましょう。

 

取材協力:医療法人 小田原博信会 理事長 久野銀座クリニック院長・岡村信良先生

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