目が充血!結膜炎の原因は、ウイルス感染やアレルギー、ストレスも!?

結膜炎 原因

この記事の監修者

山本央子先生

監修者

大森海岸やまもと眼科内科

院長:山本央子 先生

医学博士、日本眼科学会認定の眼科専門医。

平成13年聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、病院やクリニック勤務を経て、平成27年大森海岸やまもと眼科内科を開院。

『結膜炎』は目が充血して、「かゆみ」や「目やにがたくさん出る」などの症状があらわれます。

目の赤みやまぶたの腫れなど、美容の面でも不安を感じることがあるでしょう。原因や症状は人それぞれであるため、その人に応じた適切な治療が必要です。

この記事では、『結膜炎』の原因や、家族内の感染を防ぐ方法をご紹介します。

結膜炎とは?症状を解説!

1.結膜のしくみ

目

結膜ってどんな膜?

結膜とは、眼球の白目から上下のまぶたの裏側までをおおっている薄い粘膜のことです。

結膜炎になりやすい場所は?

結膜には、次の3種類があります。

  • ・瞼結膜(けんけつまく)…まぶたの裏をおおい、まぶたとくっついている膜。
  • ・結膜円蓋部(けつまくえんがいぶ)…瞼結膜から球結膜へとわたる部分で袋状の膜。
  • ・球結膜…白目をおおい、角膜(黒目の部分)と強く結びついている膜。

結膜炎は、おもに『瞼結膜』や『円蓋部結膜』にあらわれます。球結膜は、症状が強い場合に炎症があらわれることが多いです。

2.結膜炎の症状は?

目

おもな症状として、「涙が出る」「光のまぶしさを強く感じる」「目やにが出る」「まぶたが腫れる」「白目の部分(結膜)が充血する」などがあります。結膜炎のタイプによって症状が多少異なります。

  • ・細菌性…粘っこくて黄みがかった目やにが多く出る
  • ・流行性…目の異物感や腫れとともに目やにや涙が出る
  • ・急性…白目に出血がみられ、強い充血と目やにがみられる
  • ・アレルギー性…白っぽい目やにが出る

結膜炎の原因

1.結膜炎の種類によって原因がちがう!?

ばい菌

結膜炎は、『急性結膜炎』と『慢性結膜炎』に分類されます。

急性結膜炎

目やにや充血などの症状が急にあらわれます

原因は「感染性」と「アレルギー性」のものがあり、さらに感染性のものは「ウイルス性」と「細菌性」にわけられます。

慢性結膜炎

急性結膜炎の症状が、ゆるやかに長く続く状態です

主に「細菌感染」や「アレルギー」、「ドライアイ」から発症するものです。

2.結膜炎を原因別に分類!

結膜炎の種類によって原因はさまざま

細菌

結膜炎のなかでもとくに多いのが、ウイルス・クラミジア・細菌などの「感染によるもの」と花粉症・コンタクトレンズなどの「アレルギー反応によるもの」です。

感染による結膜炎の原因・症状は?

プール

感染による結膜炎には、『咽頭(いんとう)結膜熱』(プール熱)があります。

夏場にプールを介して感染し、潜伏期は数日から1週間とされています。

症状としては、「39度から40度の高熱」、「咽頭の粘膜が赤く腫れあがる」「目が痛い」「光をまぶしく感じる」「涙が出る」「目やにが多い」などが見られます。

アレルギー反応による結膜炎の原因・症状は?

ハウスダスト

アレルギー反応による結膜炎には、目の表面に花粉やハウスダストなどのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こすものがあります。

季節性のものと通年性のものがあり、症状としては、目のかゆみ・目の充血・異物感」、目やになどが見られます。

そのほか、ストレスが原因になることも

ストレス

ストレスや疲れが原因で、体の免疫力が下がることによって結膜炎になる場合もあります。

目は、もともと涙の水分で潤っていて、人肌の温度で保たれています。そのうえ外にさらされているため、細菌やウイルスが繁殖してたまりやすい環境にあります。

免疫力が弱っていると、細菌やウイルスがより入りやすくなるので気をつけましょう。

3.結膜炎になりやすい人って?

次のような人は、結膜炎になりやすいといえます。

アトピー体質の人

アトピー

アトピー性皮膚炎の方は、合併症としてアトピー性角結膜炎を起こすリスクがあります。

症状としては目のかゆみ、充血、目やに、角膜の炎症に加え、合併症として『白内障』や『緑内障』、『網膜はく離』による視力低下をおこすことがあります。

アレルギーのある人

アレルギー

アレルギー反応が出る原因は、花粉・ダニ・ハウスダスト・動物の毛・コンタクトレンズなどさまざまです。

とくに多い花粉症による結膜炎は、スギ(2~4月)・ヒノキ(5月)・カモガヤ(5~6月)・ブタクサ(8~10月)の時期に症状があらわれます。

かゆみが強いことが特徴で、抗アレルギーの点眼薬や人工涙液の点眼薬を使用して、アレルゲンを洗い流す治療がおこなわれます。

性感染症にかかっている人

性感染症

性感染症である『淋病』を起こす淋菌が原因で、『淋菌性結膜炎(りんきんせいけつまくえん)』を発症することがあります。

非常に重い急性結膜炎で、大量にクリーム状の目やにが出るのが特徴です。

性行為によって目に感染するほか、淋菌を持っている母親から産道感染によって新生児へ感染することがあります。

成人、新生児どちらの場合でも、重症化すると失明の危険があります

ほかにも、『クラミジア結膜炎』も淋菌性結膜炎と同様の感染が見られます。

結膜炎の対策・予防について解説

1.結膜炎かな?と感じたらすぐに病院へ

病院

結膜炎は、非常に感染力の強い「ウイルス性」のものもあるため、注意が必要です。

感染予防のため、結膜炎の症状が出たらすみやかに眼科を受診しましょう。

2.日ごろから生活のバランスを保ちましょう

健康的な生活

免疫力が低下すると結膜炎になりやすくなります。規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事を取るようにしましょう。

日ごろからストレスや疲れをためないように心がけ、適度な休息をすることも大切です。

3.食生活で皮膚や粘膜を強化!

食事

皮膚や粘膜を正常に保つ働きのある「ビタミンA」(β-カロテン)は、感染症に抵抗する力をつける働きがあります。

レバー・うなぎ・かぼちゃ・にんじん・すいかなどを積極的にとり入れましょう。

4.目を拭くときはティッシュで!

手洗い

「目をこすった手」や「目を拭いたハンカチ」からの感染がほとんどです。

そのため、“石鹸をつけてよく手を洗う”、“目を拭くときはティッシュなど使い捨てできるものを使う”などして予防しましょう。

5.家族内での感染を防ぐために。お風呂は最後に

家族

家庭では、“タオルなどを共同で使うことは避ける”、“お風呂は最後に入る”、“洗濯物は別で洗う”などの注意が必要です。

まとめ

結膜炎が疑われたら、早めに病院を受診しましょう。

結膜炎の原因には、「ウイルス性」「細菌性」「アレルギー性」があり、それぞれの症状に合った治療が必要になります。

感染力の強いものもあるため、結膜炎と診断された場合は他の人にうつさないことが大切です。

日ごろから、“目をさわらない”、“手はこまめに洗う”などを心がけ、感染予防をしましょう。また、栄養バランスを考えて食事をすることが免疫力の強化にもつながります。

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