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疲れが取れない原因は睡眠不足やストレスのせい?それとも…病気のサインを見逃さない!

疲れ 取れない

この記事の執筆者

林高太郎先生

執筆者

医療法人社団さくらライフ

林高太郎 先生

埼玉医科大学 卒業
医師国家試験予備校講師、麻酔科フリーランスなどを経て、
現在は総合診療をおこなっている。

正しい情報を的確に発信していく。

「なんだか疲れが取れない…」と思ったら、生活習慣を見直す必要があります。疲労の原因として食生活の乱れやストレスなどが挙げられますが、場合によっては何か病気が関係している可能性もあります。

この記事では、疲れが取れない原因と疲労回復に効く過ごし方について解説します。

疲労には2つのタイプがある

「疲れ」は大きく2つのタイプに分類できます。

身体的な疲れ

身体的な疲れは、次のように体に不調があらわれます。

・朝起きるのがつらい

・肩や腰が重い

・のどが詰まる感じがする

・ちょっとした作業で疲れる

・体がだるい

・微熱がある

・頭が重い

精神的な疲れ

一方で精神的な疲れは、精神に不調があらわれます。

・気持ちが落ち込む

・やる気が出ない

・ボーッとすることが多い

・よく眠れない

・集中力がない

・ちょっとしたことが思い出せない

2つは連動する場合が多い

程度の差はあるものの、身体的・精神的な疲れはそれぞれ連動している場合が多いです。つまりどちらかが疲れると、もう一方にも疲れが出るということです。

疲れが取れない原因は?

疲れ自体は誰にでも起こりますが、なかなか疲れが取れない場合、次のような原因が考えられます。

日常生活に問題がある

睡眠の質が悪い

生活リズムの乱れや寝不足などで、睡眠の質が悪いと疲れがなかなか取れません。気温や湿度、騒音といった環境やストレスがある場合にも睡眠の質が悪くなるので、注意が必要です。

身体が固まっている

冷えや激しい運動により筋肉がこわばったり、長時間同じ姿勢でいるなどの緊張によって身体に力が入った状態が続いて血行が悪くなったりすると、疲れが取れにくくなります。

食生活が乱れている

ビタミンやミネラルなどの栄養が不足していると、疲労を解消する代謝サイクルが滞り、疲れが取れにくくなります。また、偏食や暴飲暴食、冷やした食事などによる内臓への負担も原因の一つです。

ストレス

ストレスによる自律神経の乱れや副腎疲労があると、疲れが取れにくくなります。抗ストレスホルモンを分泌する副腎の働きが悪くなるなど、体内の代謝サイクルが円滑にならなくなるため、生活習慣の乱れには注意が必要です。

女性ホルモンの変化

女性は生理や妊娠などで体内の女性ホルモンが変化するので、それが原因で倦怠感に見舞われている場合も考えられます。

病気が関係している

次の病気は、その症状として倦怠感や疲労がみられます。

糖尿病

糖尿病の症状に、全身の倦怠感があります。その他の症状としてはのどが渇く、トイレが近い、体重減少などが挙げられます。

甲状腺の病気

甲状腺は、新陳代謝を促進するためのホルモンを分泌する臓器です。活動するために必要なエネルギーを作り、健全な生活を送るためのホルモンになるため、この部分に病気があるとだるさや無気力といった症状が続きます。

精神的な病気

うつ病や適応障害などにより、強い倦怠感を感じます。やる気がない、ボーッとするなどの精神的疲労が目立ったり、内科では原因不明と言われたりした場合、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。

風邪や感染症など

風邪またはインフルエンザなどの感染症にかかると、その初期症状として倦怠感が出ることがあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時に呼吸が止まることで何度も目覚めてしまい、寝ている間に疲れが取れず疲労の原因になります。

その他の病気

他にも次のような病気は、症状として倦怠感があらわれることがあります。

・腎臓や心臓の病気(慢性腎臓病、腎不全、狭心症、心不全)

・貧血

・更年期障害

・肝疾患

・胃がん

・大腸がん

・結核

疲れを取りやすくする過ごし方

疲労回復に効果のある食事を

疲労回復にはビタミンB群とミネラルが効果的です。

ビタミンBの効果

ビタミンB群は、食事から得た栄養素をエネルギーに変換する役割を果たします。ビタミンB群は次のような食材に多く含まれています。

・ 豚肉

・レバー

・卵

ウナギやブリなどの魚介類

ビタミンB群は『アリシン』という栄養素と結合するので、一緒に摂ると吸収率がアップします。にんにくにはアリシンが含まれているので、これらの食材と一緒に摂るのがおすすめです。

ミネラルの効果

鉄・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルは、身体成分を構成するのに重要な役割を果たしています。ミネラルは次のような食材から摂取できます。

・レバー

・魚介類

・海藻類

・豆類

・豆腐

・卵

糖質とカフェインの摂り過ぎに注意

糖質とカフェインの過剰摂取にも注意が必要です。

糖質を摂りすぎるとなぜ疲れる?

糖質(炭水化物)をエネルギーに変えるためには、ビタミンB1が必要です。糖質が多くなると、ビタミンB1が多く消費され、体内がビタミンB1不足になり、効率よく糖質をエネルギーに変えられなくなります。

エネルギーを効率よく作られないと、疲労物質も体にたまり、疲労しやすくなります。

カフェインを摂りすぎるとなぜ疲れる?

カフェインを摂取すると一時的に活力が上がりますが、これは無理やり身体に鞭を打っている状態です。そのためカフェインが切れると、制御していた疲れが一気に襲いかかってくることになります。

水分補給を忘れずに

疲れを取るには、水分の摂取も忘れてはいけません。水はリンパ液や血液の主成分なので、体内の水分が少なくなると代謝が落ちて老廃物を排出できなくなります。

そうすると体に老廃物が溜まり、疲れが取れない状態が続くのでこまめに水分補給をしましょう。水分としての摂取は1.5Lほど、食事と合わせて2Lほどが目安です。

運動で血行をよくする

血液は筋肉運動によって全身に流れているため、運動で筋肉をつけることが血行をよくすることにつながります。

また、運動はセロトニンを増加させる効果もあります。セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われており、精神的な疲れにつながります。少しずつ日常生活に運動を取り入れてみましょう。

休息を取る

疲れを取るためには休息がとても重要です。しっかり睡眠をとることはもちろん、起きている間にもリラックスできる時間を設けるようにしましょう。マッサージやストレッチ、入浴、趣味の時間を大切にして、疲れを溜めない工夫をしてみてください。

まとめ

日常生活を送る上で疲れは避けて通れません。ただの疲労であれば運動、健康的な食事、休養などを心がけることで回復できます。

しかし、病気が原因の倦怠感を疲れと混同している可能性もあるので、他にも異常な症状が表れたら注意が必要です。

ストレスを溜めない生活を心がけているにも関わらず、倦怠感が続いたり身体に異変が表れたりする場合は病院を受診しましょう。

 

執筆者:医療法人社団さくらライフ 林高太郎先生

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