適応障害の症状チェック!甘えではなく、メンタルの強さは関係ない

適応障害 チェック

この記事の監修者

岩瀬利郎先生

監修者

医療法人弘心会 武蔵の森病院

院長:岩瀬利郎 先生

浜松医科大学 ・同大学院修了・博士(医学)

埼玉医科大学精神医学教室,

石心会狭山病院(現埼玉石心会病院)精神科部長,

医療法人弘心会 武蔵の森病院副院長を経て平成23年4月より現職.

適応障害とは、ある状況や環境から強いストレスを受け、適応できなくなることで精神的に不安定になったり、神経質になったりする病気です。

この記事では、適応障害について詳しく説明します。まずは、適応障害の症状をチェックし、可能性があるかを見てみましょう。

あなたは当てはまる?適応障害の症状チェック

適応障害に当てはまるかチェック

下記のような症状にあてはまる場合に、適応障害が疑われます。

項  目
最近ストレスを感じやすくなった
疲れやすいと感じる
会社や学校に行くのが億劫だ
イライラしたり、気性が激しくなった
体がだるく、頭が重かったり、めまいを感じたりする
緊張するとすごく汗をかく
お酒やたばこの量が急に増えた
急に食欲が減るぶん、暴食になった

しかし、一つや二つ当てはまるからといって、適応障害と診断できるわけではありません。

思いあたる症状があり、日常生活に支障をきたしている場合には、医師に相談してみてください。

適応障害とは?甘えとは違う!

オフィスで疲れている女性

1.適応障害とは

適応障害とは、ある環境に順応できず、適応できないがゆえにストレス状態が生じてしまう疾患のことです。

症状や種類はさまざまで、個人差がある病気です。

特定の状況や出来事が、その人にとって辛く耐えがたく感じられた時に、精神的に不安定になったり、憂鬱な気持ちが続いたりします。

その結果、神経が過敏になったり過剰に心配したりしてしまいます。

2.適応障害を理解するポイント

適応障害を理解するポイントについてみていきましょう。

ストレスが原因で発症する

適応障害は、ストレスが原因で発症する病気の一つです。精神的な甘えや精神的な弱さがあって病気になるわけではありません。

普段は元気でメンタルが強い人でも発症する可能性はありますし、逆にメンタルが弱いからといって、みんなが適応障害になるとは限りません。

一人で対応しない

医療機関の医師

症状がひどければ、学校や仕事を一定期間休養して治療します。

治療は、まず、ストレスの原因を突き止め、取り除きます。

治療には、一人で対応しないで家族や医療機関の協力が不可欠になります。

甘えではなく、「病気」であることを理解する

適応障害は病気のひとつであり、治療が必要であること、精神的な甘えではないことを周りの人が理解する必要があります。

適応障害の原因

朝の忙しい時間、ストレスフル

次に、適応障害の原因をまとめました。

1.大きな環境の変化後の、過剰なストレス

決定的な原因を見つけるのは難しい場合がありますが、環境の変化や大きな出来事があり、過剰なストレスを感じた場合に、適応障害を発症することが多いとされています。

2.学生は転校や進学、社会人は結婚や出産もきっかけに

具体的には、学生であれば、転校や進学、就職などが原因になることが多いです。

社会人であれば、就職後の部署の移動や、結婚や出産などがあります。

3.環境の変化や知人の死が、うつ病に進展することも

引っ越しで家庭環境が大きく変わる、さらに身近で大切な家族や友人の死が適応障害につながることも考えられます。

その場合には、うつ病に進展することも多いので注意が必要です。

適応障害が疑われる場合の対処法

カウンセリングを受ける

1.何科を受診すればいい?

適応障害は「精神科」が専門になりますが、近くにない、あるいは初めて受診する方は、近くの「内科」や「心療内科」に相談してみましょう。

そこから専門の病院を紹介してもらうこともできます。

不調があるかどうか、まずは判断してもらいましょう。

2.適応障害の診断とは

精神科では、世界的に使用されている精神疾患の判断基準があります。

それに基づき、精神的な疾患を患っているかどうかを判断します。

基本的には、先にあげた適応障害の診断基準にあてはまるかどうかを問診で確認していきます。

適応できないことで、本人に苦しみが生じているか、生活に支障がでているかなども判断し、治療方法を決定します。

3.仕事が原因の場合は、休職も視野に

適応障害は治る病気

適応障害は治る病気です。しかし、表面的な改善が見られてから、完治するまでにはある程度の時間が必要で、根気のいる治療でもあります。

ストレスの原因を取り除く

ストレス解消で外に出る

適応障害の治療は、基本的にストレスの原因を取り除くことから始まります。

学校や職場に適応障害を発症した原因があると考えられる場合は、医師と相談の上で、学校を一定期間休んだり、休職を考えたりする必要があります。

学校や仕事が本人にとって負担になっているのであれば、まずはそれらから距離をおくことは必要な治療の一つとしてとらえてください。

とはいえ、学校を休んだり、休職したりするだけで適応障害が完治するわけではありません。

休職して精神的にも安定してくると、表面的な症状は改善します。

しかし、学校に戻ったり、仕事に戻ったりすれば、また同じことを繰り返してしまうだけです。

4.適応できない事実に向き合うことが必要

正常な判断ができ、日常生活にも支障がない行動ができるようになったら、本人が「環境に適応できないという事実」にどう向き合うのかを考える必要があります。

環境に適応できないという事実に向き合うということは、「環境に順応できずに強いストレスを生じてしまう状態」になってしまう自身の性格に向き合うことです。

そこが解決しなければ、一時的に症状が落ち着いているだけになってしまいます。

5.普段の生活で注意すること

ストレス解消にウオーキング

まずはストレスを軽減し、ストレスをためない生活を心がけましょう。

ストレスが溜まっているなと感じたら、自分なりに発散する方法を見つけることが大切です。

まとめ

適応障害は精神的な病気です。

甘えなどではなく、段階的な治療が必要になります。

周りの人の協力が必要になることもあるので、周囲も理解を深め、焦らずに治療に取り組むようにしましょう。

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